読書

本がめくれない、開けない、レイアウト崩れ…Kindle本のトラブルと対処法

私がこれまでに経験したKindle for PCのトラブル(以下5つ)と、その対処法をまとめました。

  1. kindle本がめくれない
  2. サンプル本が開けない
  3. 本の誤植が酷い
  4. レイアウトが崩れている
  5. 画像の解像度が著しく低い

kindle本のページがめくれないトラブル

kindleストアで購入した本をkindle for PCで開くと、ごくまれに「ページがめくれない」というトラブルが発生します。このトラブルについてAmazonカスタマーサポートに「原因は何でしょうか?」と問い合わせたところ、以下の回答が返ってきました。

  1. フォントサイズを変更したことが原因かもしれない
  2. 本が正常にダウンロードできていないかもしれない

1.フォントサイズが原因?

まず、1のフォントサイズを変更したことでページがめくれない可能性について。私は普段、フォントサイズを「デフォルト-1」にしているんですが、Amazonカスタマーの担当者いわく、これが原因かもしれない、とのこと。

スマホ(Xperia)のkindleアプリでは問題なくページがめくれる、そしてサポート担当者の「こちらのPCでは同様の症状を再現できませんでした」発言から、本のデータ自体に問題がないことは明らか。そこで私のパソコンにインストールしているkindle for PCのフォントサイズをデフォルトに戻してみたんですが、結局、症状は改善しませんでした。

※なお、この症状が出た本には、後日「ご利用の端末によっては、文字サイズを大きくすると本文表示が途中で止まることがあります。その際は、文字サイズを大きくしてお読みください」という注意書きが加わっていました。

2.ダウンロード中の不具合が原因?

次に、「本が正常にダウンロードできていない」可能性について。kindle本のダウンロード中に何かしらの問題が発生し、データに不具合が発生することもあるそうです。

kindle for PCのキャッシュを削除すれば改善するかもしれない、と言われましたが、キャッシュを削除するとライブラリ内の本をもう一度ダウンロードし直す必要があるため断念。
本に挿入したブックマークやハイライトはクラウドに保存されているので消えませんが、本の再ダウンロード(数十冊)はさすがに面倒くさい。

サンプル本が開けないトラブル

kindleストアで電子書籍のサンプルをダウンロードすると、ごくまれにkindle for PCで開けないことがあります。私は以前、小田嶋隆著「イン・ヒズ・オウン・サイト」のサンプル本でこの症状が出ました。

サンプル本が開けない場合は、以下を試してみてください。

  1. スマホのkindleアプリで対象本を開く
  2. その後、kindle for PCに戻って「同期ボタン」をクリック
  3. 対象のサンプル本をクリックする

これで、開かなかったサンプル本がパカッと開くようになります。

購入したkindle本に誤植がある

購入したkindle本の誤植が酷い場合は、7日以内にAmazonカスタマーサポートへ連絡すれば返品が可能。事前に誤植がある位置No.をメモしておき、依頼報告と一緒に報告すれば、Amazonからお礼として300円クーポンを貰うことができます。

【誤植があるkindle本をAmazonカスタマーに報告する手順】

  1. 誤植があるkindle本の商品ページを開く
  2. ページ下部にある「フィードバック」の一番上「 カスタマーサービスへのお問合せ・ご相談はお問い合わせください。」をクリック
  3. 新規画面が開くので、このページ下にある「トピックを探す」→「問題が解決しない場合は」→「カスタマーサポートに連絡」をクリック
  4. Amazonカスタマーサポートのフォーム画面が開いたら、問い合わせ方法の箇所で「Eメール」を選択
  5. 再度フォーム画面が開くので、ここに①本のタイトル②誤植箇所を記述して送信すればOK

購入したkindle本のレイアウトが崩れている

kindle本の中には、盛大にレイアウトが崩れている本もあります。たとえば、私は過去に青空文庫の「だいこん(久生十蘭)」という本を購入・ダウンロードしましたが、kindle for PCで開くと文章がすべて下揃えになっていました。

その時のキャプチャ

kindleforPC下揃え
(※なお、現在は修正済みデータに更新されています)

ウェブ版青空文庫の縦書きビューワソフトで開くと普通に上揃えになっていたので、これはおそらく電子化したさいのミスだろうと思い、Amazonカスタマーに報告。青空文庫の0円本だったので返品の必要はありませんでしたが、Amazonカスタマーに「レイアウトのミスがあったよ~」と報告して、またもや300円クーポンを貰いました。

レイアウト崩れのkindle本を見つけたら、面倒くさがらずAmazonに報告しましょう。

購入したkindle本の画像解像度が低すぎる

kindle本の中には、挿絵や図版が掲載されたものがあります。しかし、こうした図版の解像度が低すぎる場合、私は本を返品するようにしています。
たとえば、巻末付録の地図・年表画像をKindle for PCで開き、120%に拡大して画像がぼやけたり、漢字が潰れて読めない場合は問答無用で返品です。

こうしたミスは、購入直後にざーっと目次から巻末付録を目視で確認し、誤植、レイアウトミス、図版の解像度をチェックすることで早期発見→返品ができます。

kindle本は購入から7日以内であれば返品が可能となっています。しかし、返品可能か否かは「Amazonの裁量によって」決まるので、文末まで読み切っている場合は返品を受け付けてもらえないケースもあります。

購入後、電子書籍の内容をチェックせずに積ん読しておくと、万が一データ不備を発見してもすでに手遅れ……なんてことにもなりかねません。
図版もデータの一部ですから、「まあいっか~」で済まさず、きちんとAmazonカスタマーに報告しましょう。その報告をきっかけに、出版社が後日、画像を差し替える場合もあります。

ちなみに、私は以前、巻末付録の長安地図目当てに角川ソフィア文庫ビギナーズ・クラシックの「唐詩選」を購入しましたが、120%に拡大すると文字が潰れて坊名が判別できなかったので、即日返品しました。

タイトルとURLをコピーしました