ランサーズで初めてのプロジェクト案件に提案するときのトリセツ

「ランサーズ」は、初心者からプロのライターまで幅広い人間が登録してライター業務を行なうことのできるクラウドソーシングサービス。今回は私が実際にランサーズを利用し、「ここが分かりにくかった!」という点を解説します。

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使い方次第では便利なランサーズ

私も数年前から利用しているクラウドソーシングサービス大手の「ランサーズ」。クラウドワークスより画面が見やすく、案件が探しやすいのが気に入っています。

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現在はプロジェクト・ネーミング・タスク作業を主に受注していますが、はじめてプロジェクト案件に提案するときは「提案書はどうやって書くんだろう?」「このクライアントは信用できるのか?」と分からない事だらけでした。今回はそんな過去の経験を踏まえ、初心者向けの「ランサーズ・プロジェクト案件トリセツ」を書いてみようと思います。よかったら参考にしてくださいね。

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ランサーズを利用するなら地雷クライアントを見抜くスキルが必要

ネット上の口コミなどではよく「ランサーズはクライアントの質が悪い」「地雷クライアントしかいない」といった書き込みを見かけます。これって本当なの?と聞かれば、まあ本当ですと言うしかありません。

実際にランサーズで仕事をしていて感じた印象では、「記事を低単価で発注したり、承認に何週間も時間をかけるクライアントが多いな~」といったところ。しかし、こうしたクライアントの存在は何もランサーズだけに限ったことではありませんので、身も蓋もない言い方になりますが、悪質なクライアントを見抜けない人はそもそもクラウドソーシングに向いていないと、私は考えます。

地雷クライアントの見分け方

1、記事を納品してから一ヶ月経っても承認しない

実績が4.5以上のクライアントでも、こちらが記事を納品してから半月~一ヶ月間何の連絡も寄越さない、という事は珍しくありません。進捗確認のメールを送っても毎回「後日改めて連絡します」の一点張りで返されるようなら考えものです。

副業でランサーズを利用するなら問題ないかもしれませんが、本業としてライター活動を行う場合、このような「報酬を支払うまでに時間をかけるクライアント」から大量の依頼をもらうと自分の収入管理が上手くいかず、必ずスケジュール管理に支障が出ます。可能なら事前に依頼を断るか、受注数を減らすなどして対処しましょう。

ランサーズには「クライアント評価システム」が設けられていますが、「報復」として自分の評価が下げられるのを恐れ、正直な思いを書き込んでいないライターが大多数です。しかし、こうしたクライントは評価ログを漁っていくと数人の猛者が必ず「いい加減にしろ」とか「承認まで時間がかかったので、金輪際このクライアントから依頼は受けない」などと書いているもの。初めてのクライアントから仕事を受注する場合は、トラブルを回避するためにも事前に評価をリサーチしておきましょう。

2、単価に見合わない要求をしてくる

依頼を受ける上で最も重要なのが「記事単価」。ランサーズには文字単価0.1円という安値で仕事を依頼してくるクライアントも多く存在します。

0.1円という事は 400文字の記事を書いたとしてもたった40円!そのうえ、図々しくレギュレーションシートを用意して、やれキーワードをいくつ入れてくれだの、見出しをキャッチーにしろだの、該当箇所を< >で囲めなどと様々な注文をつけてくることも。

私がランサーズで記事を書くかどうかの目安にしているのは、1文字0.4円~。これ以下の単価なら、どんな案件でもまず手は出しません。なぜなら、0.4円以下なら短時間で大量に記事を書き上げても、最終的に赤字になるのが目に見えているからです。依頼を受けるときは「どこまでがライターの範囲か」を考えて、行き過ぎた注文にはしっかりとNOを突きつける判断力が必要不可欠だと言えます。

3、頻繁にマニュアルを変更してくる

個人ではなく企業がクライアントの場合、頻繁にライティングマニュアルに追記したり、仕様を変えてくることがあります。特に、悪質なクライアントはこうした変更をライターに知らせないまま継続依頼をしてくることも多いんですよね。傍迷惑な話ですよ本当に。

過去には、何も知らされないまま前回の依頼と同じように記事を書いたら、納品してから「あ、実はね……」と仕様を変更して欲しいと言われ、納品後に記事を訂正させられるなんてこともありました。こんな事が続けば修正に時間をとられ、大幅な作業時間のロスになってしまいます。

かなりずる賢いクライアントは、簡単なマニュアルを提示してライターを油断させ、徐々に追記を加えて記事の仕様をギッチギチにすることもあります。つまり、初めは「誰でも出来る簡単な記事制作の仕事」だと思わせておいて、引き受けた途端にあれこれ言い出し始めるのです。こうしたクライアントと仕事をすると、たかだか数百円の記事なのに何度も記事の内容の擦り合わせや修正の手間がかかり、他の仕事に取り掛かれなくなってしまうので注意してください。

要注意!地雷クライアントがよくやる「依頼概要」の書き方

30記事や50記事まとめてプロジェクトでの募集を行なっているとき、せこいクライアントは依頼概要に単価を書かないことがほとんどです。こんな場合は、たとえば「1記事150円でランサーズ手数料・消費税込み」と低めに提案しても、「初回の方は80円からなんで~」というような「後出し条件」を加えてくることが多いんですよね。

継続案件の場合は、「継続期間によって単価はアップしますよ」と言うクライアントもいます。しかし、この「継続期間」というのが曲者で、大体単価アップまでに3か月~半年くらいかかることがほとんど。数カ月先の口約束を当てにするなんて、はっきり言ってアホのやることです。もしここで「じゃあ80円で良いです」と言ったらクライアントの思う壺。依頼概要を確認する時は、このあたりも注意深く見ておくようにしましょう。

クライアントの要望はどこまで引き受けるべきか

クライアントから記事の依頼が来ると、同時に「レギュレーションシート」や「ライティングマニュアル」が送付されてきます。レギュレーションシートとは以下のような項目を分かりやすく説明するデータのこと。記事の文字数や見出しの数など細かい指定がしてるケースもあり、形式もクライントによって様々です。

レギュレーションシートの主な項目

  • 記事のコンセプト
  • 書き手のペルソナ
  • 読み手のペルソナ
  • 文体・文字量
  • SEO記事であれば、指定キーワード
  • 記事のアウトライン(構成)

シートの中身を踏まえ、その要望に応えて記事を書くのはライターとして当然。しかし、あまりにも条件が多く、記事の構成をガチガチに固めている場合は、記事を書くのに途方もない時間がかかる事もあります。採算が取れなければ受注する意味がありませんので、事前にメッセージ機能を使い、記事詳細のヒアリングを行っておきましょう。話を聞き、「採算が取れない!」と感じれば、その場で辞退することをおすすめします。

クライアントが求める記事を書くために、確認しておきたいこと

クライアントは、納品形式まで細かく指定してくる人と、そうでない人がいます。

前者であればこちらからあれこれ確認する手間が省けて楽なのですが、後者の場合は自分から仕事にとりかかる前に確認しておかないと、せっかく記事を仕上げても後で「○○はこうしてください」とクライアントから修正指示が入り、形式を整える作業が加わって二度手間、三度手間になってしまいます。記事の体裁・納品形式については、以下の点を事前確認しておきましょう。

納品形式

  • メモ帳などに保存するtxt?
  • ワードのdoc形式?

改行と誤字

  • 改行は、適当な文字や読点ではなく、必ず句読点で改行する。また、クライアントの中には1つのセンテンスを60字以内におさめてほしいという方もいるので、記事の執筆に取り掛かる前に必ず改行について確認しておくこと。念のために空行も入れた方が良いか聞いておくとベスト。
  • 誤字は、目視に頼るのではなく、できるだけEnnoなどの文字チェッカーで納品前にチェックしておく。もしも記事数が100や200など大量な場合は、ランダムに3割程度の記事を抽出し文字チェッカーで確認すると良い。

プロジェクト案件の提案書を書く

プロジェクト案件に応募するさいは専用フォームから「提案書」を書いてクライアントに送信します。提案書の書き方は以下の記事で解説しているので、ご参考まで。

▼関連記事

自己紹介文、プロジェクト案件の提案書など、ランサーズで使える文書の「ひな型」 – よなかのはなし

もしも納期に間に合わないときは?

プロジェクト案件を引き受けると必ずやってくるのが「納期」。納期に関しては依頼概要に記載がある場合や自分から提案する場合がありますが、事前に何月何日までと決めてから仕事にとりかかる場合がほとんどです。しかし仕事をやっている途中に体調不良が続き、期日までに納品が不可能になる場合もありますよね。そんなときは慌てずメッセージからクライアントに宛てて「納期を遅らせてほしい」と連絡を入れましょう。

本来、納期を変更するなら一度クライアント側がプロジェクトをキャンセルして再度依頼を出し直す必要があるのですが、納期から2週間以内であればその必要がないのです。ですから一度クライアントに連絡を入れ、納期の変更を申し入れて先方の対応を仰いでください。

焦って作った内容のお粗末なデータをもってこられるより、多少時間がかかっても質の良い文章を制作してほしい、というのがクライアントの本音です。もしも納期に間に合わない場合でも心配は要りませんので、こまめに連絡を取り合い、落ち着いて仕事を進めてください。

「提案時の報酬金額」はこうやって計算しよう

プロジェクト案件に応募するときは、報酬金額も自分で計算しなければいけません。1記事の単価×受注する記事数にランサーズ手数料と消費税を足した金額を計算し、提案フォームに入力します。報酬金額は提案フォームの自動計算機能を使ってもいいですが、計算式を使った方が楽です。ランサーズを利用するならこの計算式も覚えておきましょう。

▼報酬金額の計算サンプル

【ランサーズ手数料・税込で1,000円の場合】

  • ランサーズの手数料・・・報酬の20%
  • 消費税・・・8%

→1,000×0.8=800円(これがランサーズの手数料を引き、実際にランサーが受け取る報酬。消費税込み)

→800円÷1.08(消費税を引く)=740円

この740円を提案フォームにある「金額」の枠に入力します。枠の下にある「税込価格を見る」というタブを開くと、ぴったり1,000円になっているかも忘れずに確認を。ここで提示した金額は後ほどクライアント側で訂正することも出来るので、間違ってもそれほど心配はいりません。

まとめ

初心者のころ、ランサーズのプロジェクト案件で私がつまづいた箇所をピックアップし、解説してみました。慣れるまではクライアントの選別や報酬金額の計算にも時間がかかるかもしれませんが、コツさえつかめば簡単です。また、地雷クライアントにわざと内容スカスカ記事を納品して稼ぐ方法もあるので、ご参考まで。

▼関連記事

スピードライティングのコツと、納品する「記事の質」について – よなかのはなし

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