何が何でもベランダの隔て板の隙間を塞ぎたかった私がやったこと(※塞げませんでした)

ベランダ隔て板の隙間を塞ぐ

世の中がシルバーウィークに浮かれている中、私はどこへ出かけるでもなく一人自宅で黙々と仕事をしています。浮かれたい気持ちはあるのですが、納期が迫っているため今週はそんな心の余裕がない。

いつものように朝7時に目を覚まし、さあ仕事をしようかと思っていた所、ベランダからガサゴソと物音がして、何やら白っぽいものが目の端に入り込んできた。私がベランダの方に目をやると、そこにはふわふわ漂う半透明のビニール袋。隣室ベランダのゴミが隔て板の下の隙間を通って、こっちのベランダにやってきたのだ!

ビニール袋は吹く風に押し戻され、隔て板の隙間を通って隣室ベランダへ帰っていった。しかし未だガシャガシャと喧しい音が聞こえる。これ、強風が吹けばまたこっちのベランダにやってくるのでは?誰が何に使ったか分からないビニール袋など、気持ち悪くて触れたものではない。ビニール袋こっちくんな……こっちくんな……そんな事を考えはじめたら、もう仕事どころではなくなってしまいました。

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ベランダの隙間を塞ぐレンガを買いに

私は颯爽と家を出て、西日本を代表するホームセンターナフコに向かいました。その目的は、ベランダの隔て板の下にある隙間を塞ぐレンガを買うこと。賃貸マンションの共用部分にあたり、かつ火災時の消防経路となっているベランダを塞ぐのは消防法違反ですが、レンガくらいのサイズで、すぐ動かせる重量なら特に問題ないことは事前に調査済み。

ナフコに到着すると、野外の資材コーナーに直行。そこにはありとあらゆる沢山のレンガが置いてありました。端にあるものから一個ずつ重さを確かめ、台風がきたらこれは動くかも、このサイズは隣室ベランダに入り込むかも……と独り言を呟きながら吟味していく。気分は子供の頃に読んだ3匹の子豚のそれ。

一通りレンガを調べ、これが隔て板を塞ぐのに最も適しているんじゃないかと思ったのが、15センチのコンクリートブロック。コンクリートブロックには、横筋、基本、半コーナー、コーナーの4種類がありますが、そのコーナータイプのやつ。

問題は、これをどうやって自宅へ持って帰るか。コンクリートブロックは相当重いので、袋に入れて持って帰るというわけにもいかない。多分、そんなことをしたら袋の底が抜ける前に私の肘の関節が抜ける。そこで、資材コーナーのレジへ行き、思いきって店員の方に交渉してみることにしました。以前読んだ、プロフェッショナル・ネゴシエーターの知識を活かす時が来た。こんなしょうもないことに!

筆者:すみません、あそこにあるコンクリートブロックを配達してもらう事は可能でしょうか?

店員:どのコンクリートブロックですか?

筆者:15センチのものを6個

店員:あー、(ちょっと下を見る)大丈夫ですよ

筆者:ちなみに今日中でお願いしたんですが

店員:えっ、それは無理ですね~。配達の時間帯は決まっているので……軽トラックなら貸出しできますけど

筆者:ペーパードライバーなので運転できないんです。あの、それなら台車を貸していただくとかは……

店員:当店はそういうサービスは行なっておりませんので……

筆者:カートでもいいです

店員:当店ではそういうサービスは……(なんだこいつという目)

筆者:何かありませんか

店員:無理ですねえ

言うまでもないが、ここで悪いのは無理を承知でなんとかしてもらないだろうかと店員に食ってかかった私。ナフコは全く悪くない。むしろ少し考える素振りを見せてくれただけでも優しいと思う。 ナフコさん、その節はほんとすいませんでした。

結局、持ち帰る術がなくコンクリートブロックの購入は断念。その後、レンガあるいはコンクリートブロックの代用品になるものはないかナフコの店内を1時間探しまくった。

ベランダの隔て板を塞げるかもしれないもの

候補1:ゴルフ用の網

隔て板の金具にくくりつければいけそうな気がしたが、網目が大きいので(サイズ25ミリ×25ミリ)細かいゴミだと絶対に通り抜けてくる。あと、10センチ56円だったので割と高いなと思った。

候補2:水タンク

いわゆるポリタンク。中に水を入れてベランダへ置けば大丈夫では……?と思ったが、定期的に中の水を変えないと雑菌が増えて悪臭がしそう。あとベランダの底が意外にツルツルなので、雨が降ってベランダが濡れると右へ左へと動き、隔て板を破壊する可能性がある。断念。

候補3:発砲スチロール板

発泡スチロール板を切り、接着剤で貼り付け、ベランダの床と隔て板にくっつけるという案はどうだ!これをやると引っ越しの時に多額の敷金を請求されて死ぬ可能性がある。どうだとか言ってみたが圧倒的に無理。断念。

と、このように頭をフル回転させて店内を行ったり来たりしたのですが、心身共に疲れ果て、もう塞ぐのはあきらめて我慢しようかな……となりました。結局、この日は何も買わずに帰宅。そしてこれ以上余計なものを見なくて良いよう、耳栓をして毛布をかぶり聴覚と視覚をシャットアウト。ベランダの隔て板……塞げませんでした……。

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