佐藤優樹は1999年5月7日、北海道札幌市(本当は小樽→札幌)の神職の家系に生まれた。優しい子に育ってほしいとの思いから「優樹」と名付けられたが(モーニング娘。ANNM 2011年11月23日)、その期待を裏切り、のちに彼女は後輩をド突きまくるようになる。
これは2011年~2019年の間に佐藤優樹が行った他害行為の記録、そして佐藤に振り回され消耗していく他メンバー達の記録である。デーデデデ──♪
モーニング娘。以前
佐藤優樹、1999年5月7日生まれ、左利き。絶対音感あり。0歳から3歳まで、両親の教育方針で日本語の使用を禁止され英語を常用。3歳で保育園に入園、ハーフの友人に英語を矯正され続けて嫌気が差し、第一言語を日本語に戻す。2歳からピアノを習い始め、12歳時点でYAMAHAのピアノ演奏グレード6級。8歳からバレエ・ドラム・乗馬を開始、乗馬大会出場経験あり。札幌のモデル事務所「MIST K’s COMPANY」に所属し芸能活動を行なっていたが、LOVEマシーンを踊る母親の動画を見てハロプロに興味を持ち、12歳のときモーニング娘。元気印オーディションを受験。合格して上京。
と、これが北海道時代の佐藤優樹、その幼少期の略歴。青字部分は私が「虚偽くさいな」と思っている箇所。習い事の修習年数とスキルが見合ってないし、インタビューのたびに話がコロコロ変わるから、佐藤の幼少期エピソードからはいつも虚偽と誇張の匂いがする。思うに、「人と違うことをしよう」と考えていた佐藤の両親が、他参加者との差異を強調し、同時にオーディション審査員の心象を良くしようとして幾らか話を盛ったのではないか。
岡井:まーちゃんはオーディションで何を歌ったの?
佐藤:木村カエラさんの「Butterfy」です。2次審査では北海道のアイドルの曲を歌いました。PEACEFULっていうグループがあって(中略)もう解散しちゃったんですけど、うちの父も岡井さんのお母さんと同じで 、「他の人と違うことをしよう」という考えだったから、どうせなら北海道のグループの曲を歌ったんです。
(引用元:Top Yell 2012年10月号 まーちゃんくどぅーのハロプロ先輩探訪団 第4回)
たとえば乗馬。ハロー!チャンネルvol.11(2012年12月26日発売)に佐藤の乗馬企画があるが、手綱さばきや馬への接し方が素人くさく、とても乗馬大会出場経験者のようには思われない。馬の腹をまともにキックできず、トレーナーから「もっと強くていい」と脚の使い方を直されるあたり、いかにも初心者といった感じ。
同企画内で佐藤は「馬に乗るのは4年ぶり」と言っていた。この発言が事実とすれば、2008年頃から乗馬をしていないことになり、以下BOMB・Cool-up IDOLインタビュー等と矛盾する。乗馬をはじめた動機にも同様の矛盾がみられ、デビュー間もない頃「愛犬が死んだのが辛くて始めた」と言っていたのが、数カ月後には「リズム感を鍛えるため始めた」にすり替わっている。インタビューを読み返すと、佐藤が天才キャラをこじらせてゆく過程がよくわかる。同時に「本当に乗馬やってたの?話盛ってない?嘘を上塗ってない?」という疑念が増す。
【2011年11月】
佐藤:趣味はドラムと乗馬。飼っていた犬が死んじゃった時に淋しくて、動物とふれあいたいと思ったんですけど、もう死なれるのは嫌だから、乗馬をはじめさせてもらいました。特技はピアノとバレエです
(引用元:memew Vol.53 2011年11月発売)
【2012年1月】
佐藤:私はボール投げやサッカーが大好き。乗馬も(小学校)3年生からやってます。飼ってた犬が死んじゃって、悲しくて。動物と触れ合いたいと思って始めました
(引用元:Cool-up IDOL 2012年1月号)
【2011年?月】
道重:ニコニコ笑ってる優樹ちゃんは、えーっと、北海道出身で、なんとびっくりですよ。趣味は乗馬です
新垣:乗馬なの?
佐藤:はい
新垣:へ~すごい!
道重:ね、頭に馬みたいなの2個つけて。可愛らしくしてますけど(笑)
新垣:へえ~、なんで?
佐藤:えっと、私のちっちゃい……あっ、私が生まれる前から飼ってた犬が、あの~去年くらいに死んじゃって
新垣:なに?悲しい話?
道重:悲しい話なんだね
(中略)
佐藤:それで、まーちゃんが、動物が好きだから、あの、ははに「動物と触れ合いたい」っていう話になって、で、次にははが「乗馬やってみない?」っていうから
道重:すごいギャップあるよね、自分のことまーちゃんっって呼ぶのにさ、「ははが~」(笑)
新垣:フフフッ、ほんとだよ(笑)
道重:ママが~とかならさ、可愛らしいけど、そっから話が入ってこなかったよ(笑)
新垣:何年くらいやってるの?
佐藤:一年とか……
新垣:う~ん、そんなにやってないんだね
道重:フフフフッ、始めたばっかり(笑)
(引用元:うろ覚えだが多分、2011年のハロー!チャンネルのどれか)
【2012年11月】
佐藤:(2009年に)バレエ、ドラム、乗馬をやり始める。バレエをやったらリズム感がなさすぎてドラムを始めて、カラダ全体のリズムをとるために乗馬を始めたんです
(引用元:BOMB 2012年11月号)
【2013年5月】
佐藤:ピアノをやっていてリズム感をつけたくなったから、ドラムを始めたんですよ。で、さらにリズムを鍛えたくなったから乗馬も始めたんですよ。乗馬って「パッパカ、パッパカ……」っていうリズムが大事なんです。でも乗馬は姿勢も大事だから、今度はバレエを始めたんです
(引用元:Top Yell 2013年5月号 まーちゃん&くどぅーのハロプロ先輩探訪団 第10回 )
【2014年5月】
佐藤:そっか。初めて話しますけどピアノはやりたくてやっていた訳じゃないんですよ。ただ歌が好きだったのもあって2歳から続けていて、小3から乗馬、ドラム、バレエを始めて。この3つに共通するのはリズムなんですよ。リズム感を鍛えるために始めたんです
(引用元:Top Yell 2014年5月号 まーちゃんくどぅーのハロプロ先輩探訪団 特別編)
【2014年6月】
道重:佐藤は(馬に)どれくらい乗ったことあるの?
佐藤:私は3年間くらい乗ってました
道重:そんなに乗ってたの!?やっぱりすごい乗りこなしたもんね。でも教え方が雑!一応基本的なところは教えてくれたけど、いざ乗ったらあとはほっとかれたし(笑)
佐藤:え~!私なりにちゃんと教えましたよ~
道重:一応ね(笑)だから教え方は☆1~2個でもいいかも(笑)でもまたやりたい度は☆5個!
(引用元:UTB 2014年6月号 さゆみんの…おしえて こうはい!)
「おしえて こうはい!」の誌面を見ると、鞍の使い方や手綱の握り方など、本当に基本的なことしか教えなかったらしい。これは「教えなかった」のではなく、佐藤も乗馬初心者で、さほど知識がないため「教えることができなかった」のではないか。「萩原舞ですが、、、何か??#15」で語った乗馬大会の話も、適当すぎてにわかに信じがたい。固有名詞が全く出てこないせいで、嘘くささマックスである。
萩原:乗馬って、え、どんぐらいの速さ、乗馬ってどんぐらい、どういう感じなんですか?乗馬習うってどういうことですか?
佐藤:えっと……乗馬を習うっていうのは、なんか、なんですかね~あの、大会とかに出たり
萩原:え?大会出たことあるの?
佐藤:はい
萩原:え、どういうこと?乗馬に大会って……え?
佐藤:なんか、6秒ピッタリにジャンプとか、何もかもを終わらして
萩原:ジャンプ?え、待って、馬に乗って、ジャンプ、されて……まあいい(笑)
スタッフ:落ち着け(笑)
(中略)
萩原:私、後ろとかに行かれたときとかには本当にマジで、あの、すぐ止まらしたから、それをジャンプってどういうこと?え、馬をジャンプさせるってこと?
佐藤:はい、棒があって、ピョンって
萩原:えっと、乗ってるんだよね?
佐藤:はい、乗ってます
萩原:じゃあ一回浮くってこと?こうやって
佐藤:はい
萩原:え~超怖~い!
佐藤:あの~結構やってたら慣れてきます。最初は本当にジャンプとか慣れるようにちゃんとやるんですよ。最初。ただ一周するだけで。それを2時間くらいずっと一周してて
萩原:目回りそう
佐藤:結構広いですよ
萩原:そうだよね
佐藤:で、あの~ヒヒヒヒヒッ(笑)
萩原:なんか引き笑い、舞と一緒(笑)
佐藤:フフフッ、そしたら、それをどんどん、一週間に一回あるから、その~レベルアップさせていくんですよ、ピアノとドラムと一緒で。どんどんどんどんレベルアップさせて大会までたどり着いたら、ジャンプとかなんか、なんか、ジャンプとか、くぐったりとか、あとは、そういうやつを6秒ぴったりにやらなきゃいけないっていう規律があったんですよ
萩原:ほ~
佐藤:で、ほんとに5秒……5.何々みたいな。それが一番6秒に近ければ近いほどOKが出るんです
(引用元:萩原ですが、、、何か??#15)
モーニング娘。’18天気組オフィシャルブログ(2018年3月14日)に載っている小学校時代の日記帳をみると、一応2009年10月31日に「乗馬」の予定が確認できる。ただ、この日記が事実なら乗馬の頻度は「週イチ」でなく「月イチ」だったことになり、半隠蔽でファンを誤認させていたことになる。
(出典:モーニング娘。’18天気組オフィシャルブログ佐藤優樹3月14日)
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(出典:モーニング娘。’18天気組オフィシャルブログ佐藤優樹3月14日)
――昔は習いごとを毎日やってて、友達と遊べないぐらいだったわけですよね。
佐藤:遊びたかったんですけど、遊ぼうって言えなかったです。月曜日がバレエと勉強で、火曜日と水曜日がピアノ、木曜日がドラム、金曜日がバレエ、土曜日が乗馬、日曜日が勉強だったんですよ
(引用元:B.L.T. 2012年8月号 モバイル版)
乗馬だけでなく、ドラムの話も色々ひどい。習い始めの年がインタビューによって変わっているから、これも虚偽の可能性が濃厚。というより、オスグッド病になって一年間乗馬とドラムを休んだことには触れず、「小学校3年からやってました」と言って聞き手を誤認させるのは悪質である。
スタッフ:特技は?
佐藤:特技?あ、そう、ドラムだったんですけど~履歴書にドラムって書いてあったんですけど、まったく弾けないんですよ~
(中略)
佐藤:私も実際言うと、なんですかね~小学3年生からドラムを始めたんですよ、だから~ほぼドラムはやってない状態ですよね(スタッフに向かって)
スタッフ:そうだったんだ(笑)
佐藤:え、だって、なんですかね~ほんとに一回、オスグッド病っていう、肉が離れちゃう?病気になっちゃって、ドラムを一年間やめちゃったんですよ
(引用元:萩原舞ですが、、、何か??#15)
【2013年8月】
麻生:趣味って何かあるんですか?
佐藤:趣味はドラムとバレエです
麻生:ドラム?
夏目:ドラムってあの、太鼓のドラム?
佐藤:はい
麻生:太鼓のドラム?やってるの?
佐藤:やってました、(小学校)三年生まで
麻生:と、何だっけ、バレエ?バレエは小さい頃から?
佐藤:(小学校)三年生からやってます
(引用元:ラジオ あおもりTODAY 2013年8月19日)
乗馬・ドラムだけでなく、佐藤がモーニング娘。を知ったきっかけにも矛盾がみられる。2013年7月「あおもりTODAY」に出演したとき、DJと以下のやりとりがあった。
佐藤:最初、でも私が1999年に生まれたときに、母が妊娠してるときに踊ってたんですよLOVEマシーンを
麻生:あ、あなたがお母さんのお腹に入ったときにLOVEマシーンを、お母さんが妊娠、歌っ、踊ってたの?
佐藤:まさがお腹にいるときに
麻生:妊婦のとき
佐藤:踊ってて、それのVを見せてもらった後ろに、モーニング娘。さんが、中澤さんがいたときに踊ってて、なんか、かっこいいな~とか、なんか、なんか笑顔で楽しそうだな~って、歌ってて楽しそうだな~っていう、歌の楽しさがそのときに全部伝わってきて
麻生:あ、そうだったの~
佐藤:入って、こういうお姉さん方になりたいなって
麻生:お姉さんになりたいって思ったの~?きれいな洋服着てね~激しく踊って
(引用元:ラジオ あおもりTODAY 2013年8月19日)
佐藤の生年月日は1999年5月7日、LOVEマシーン発売は1999年9月9日なので、彼女の母親が佐藤を身ごもっているとき、この曲を踊ることは不可能である。2014年の「イチモニ!!」でも全く同じことを言っているが、どう考えても嘘だろう。
Q:1999年は何をやっていた?
佐藤:は~い!生まれました
石田:ハハハハ(笑)
生田:ハハハッ、生まれました(笑)
佐藤:母がずっと(LOVEマシーンを)踊ってました。まさがずっとお腹の中にいるとき
藤尾:じゃあ、モーニング娘。の曲を胎教として育ったってことですね?
佐藤:多分
※藤尾……オクラホマ藤尾仁志
(引用元:イチオシ!! 2014年1月25日)
参考までに、他インタビュー。
【2012年1月】
佐藤:お母さんが私がお腹にいたとき、モーニング娘。の曲を聴いて踊ってたみたいなんです(笑)。自分も物心ついてから「CDTV」とかでもいつも1位でいい曲ばかりだし、「いつか入りたいな」と思ってました
(引用元:Cool-up IDOL 2012年1月号)
【2012年2月】
佐藤:母が「LOVEマシーン」を踊ってるビデオがあってモーニング娘。を知りました。私もこんなグループに入りたいなと思ってたら、父が10期のオディションの情報を見つけてきてくれました
(引用元:月刊De☆View 2012年2月号)
【2012年6月】
佐藤:私は「LOVEマシーン」の頃に生まれたんですよ。小さい頃、ずっと車の中で「LOVEマシーン」を聴いていたのを覚えています。聴くとなんだか安心できたんです。だから武道館では夢を見ている気分でステージにいました
(引用元:月刊ENTAME 2012年6月号)
【2012年10月】
――ハロプロとの出会いも、お母さんで。
佐藤:母が踊ってて、モーニング娘。を知ってて。モーニング娘。以外、ハッキリ言ってあんまり知らなかったんですよ
――テレビを観ない人ですからね。
佐藤:はい、車で曲を聴いてただけだし。でもビデオを観て一緒に踊ったりしたらすごいきれいでおもしろそうだなって、ずっと思ってたんですよ。そしたらこれはモーニング娘。っていうアイドルで、母がすごい好きだって言ってたんですよ。それで「LOVEマシーン」を聴いたら、すごいカッコいい曲だな、まーちゃん好きだなってずっと思ってたんですよ
(引用元:ハロー!チャンネルVOL.10 Oct.2012)
【2012年11月】
佐藤:(2002年に)「LOVEマシーン」を初めて聴いた。車でよく流れてました。あと、母がよくビデオを観ながら踊ってたんですよ。それから好きになりました
(引用元:BOMB 2012年11月号 モーニング娘。15年の歩み)
この他にも、札幌の自宅付近に熊が出現し、肉で餌付けして空砲で撃退した話とか、ケサランパサランを飼育している話とか、神隠しに遭った話とか、河童をみた話とか、小さいおじさんを見た話とか、出来の悪い柳田國男みたいな話を佐藤は幾度となくしている。田中の言う「佐藤自体が全部ウソ」は言い得て妙である。
田中:でも佐藤って、入ってきてすぐ、あの~風の噂では嘘つきっていうね(笑)
新垣:あっ、そう、盛った話を言う
田中:そう
新垣:みたいなこと言ってたよねぇ
田中:だけん、今、って嘘かもしれん、全部。全てが。もう佐藤自体が全部ウソみたいな
(引用元:モーニング娘。ANNM 2012年4月4日)
自身が相当な嘘つきであることは、佐藤本人も認めている。インタビューやラジオ、コンサートMCで本当に息を吐くように嘘をつくから、佐藤の発言を鵜呑みにするのは情弱の極み、彼女の発言を根拠にして他メンバーを叩くなど、もってのほか。
佐藤:あ、でも嘘はいっぱいついてる
啓太:嘘?
佐藤:だってまさ、嘘つきだもん
啓太:そうなの?
佐藤:ペラッ~て嘘つける。母に何回怒られても、嘘はペラッてついてた
啓太:それはあの、本気の嘘?たとえば、可愛い嘘?許せる?
佐藤:わかんない、それの限度がわかんない
啓太:「嘘でした~」って言わないの?
佐藤:言わな~い
啓太:あ、それヤバいやつね(笑)
佐藤:ガハハハ!でもバレるときあれば、バレないのかな~って思うときあります
啓太:あ~、バレてないやつもあるってことね
佐藤:でもマネージャーさんには大半、バレます
啓太:ハハハハ
(引用元:佐藤優樹2016年バースデーイベントDVD)
その佐藤優樹、北海道の小学校では意外にも同級生を従えるリーダー的存在であった。ただし彼女は人望ではなく、恐怖と暴力で彼らを従えていた。
佐藤:地元ではみんな私の言うこと聞いてくれてたんですよ。まーちゃん怒らせると怖いからって(笑)
(引用元:東京スポーツ「19年目のモーニング娘。連載 2016年1月14日 )
佐藤を怒らせるとどうなるか、その一端を知れるのがモーニング娘。コンサートツアー2013秋 ~CHANCE!~神戸国際会館こくさいホール(兵庫)昼公演MCである。
2013年11月9日の兵庫昼公演、LOVEマシーン前に鞘師が舞台袖にはけるトラブルがあり、この間、他メンバーがトークで場をつないだ。佐藤はこのとき「小学校時代、ちょっかいかけてきた同級生を集団ハブりした」エピソードを披露し、ハロヲタをドン引きさせた。
なんでも、同級生の一人が登山中に泥をかけてきて、謝罪を要求したが一向に謝らない。そこで佐藤は他クラスを味方に引き入れ、担任にもチクって了承を得、その同級生を皆でハブった、というのである。小学校教諭がハブりという名のイジメを容認するはずはないし、佐藤はいつも(自身が加害側であっても)被害者目線で話すから、この話もおそらく佐藤に都合の良いように脚色されている。もしすべて事実ならば、それはそれで相当にイカれている。
佐藤は2012年のハロー!チャンネルで「モーニング娘。に入るまでケンカとかしたことなかった」と言っていたが、泥をかけてきた同級生とのバチバチはケンカのうちに入らないのだろうか?彼女の「ケンカ」の定義がよくわからない。それともこれも嘘か。
佐藤:ケンカとかも、今までは全然したことがなかったから。モーニング娘。に入って初めてですもん
――ニコニコ生きてきた人が10期に入って、いきなりみんなとケンカしちゃって。
佐藤:ケンカっていうのがわかんなかったです。あと、嘘ついたり、コショコショ話とかがよくわからなくて。くどぅーが最初、あゆみんとコショコショ話してたんですよ。こっち見られてたから「何話してんの?」って言ったら「なんでもないし」って言われて怖っと思って
(引用:ハロー!チャンネル VOL.10 Oct.2012 モーニング娘。佐藤優樹、工藤遥 13年の人生を語る)
そんな佐藤優樹に転機が訪れたのは、2011年のことであった。9期加入後、間もなく開催されたモーニング娘。元気印オーディションに父親が応募し見事合格。飯窪、石田、工藤とともに10期メンバーとしての加入が決まった。所属していた札幌のモデル事務所「MIST K’s COMPANY」は元気印オーディションを機に辞めたらしい。
オーディション合宿中も佐藤は周囲に迷惑をかけまくっている。全体練習で夏まゆみを睨みつけたり、合宿参加者全員にタメ口をきいたり、不味いかどうか確かめるため人の唐揚げ弁当を指でつまんだり、夜は一人でペチャクチャ喋りまくって皆を寝かさなかったり、ホテルの廊下を意味もなく爆走したりしていた。
飯窪:みんな最初はお互い敬語だったのに、1人だけ普通に「飯窪ちゃん」と話し掛けてきました(笑)。本当に天然。夜ごはんが唐揚げ弁当だったときも、 片栗粉で揚げた白い唐揚げだったんですけど、まーちゃん(佐藤)は 「これ何だろう?」って、隣りの子のお弁当の唐揚げを摘むんですよ(笑)。自分のも同じなのに
佐藤:どんな味か試してみようと思ったんです。自分のを食べたら、まずくても全部食べないと失礼なので
工藤:理屈になってないよ(笑)
(引用元:Cool-up IDOL 2012年1月号)
さらに、飯窪は言う。
飯窪:あの、ほんとに合宿はあの、もう朝から夜まで、ずっとダンスとボイス……レッスンとってずっと続いたんですけど
道重:そうだよね
飯窪:もう、それでみんな疲れきってるのに
石田:そりゃそうです
飯窪:夜中、キャッキャキャッキャッ走り回るんですよ
道重:えっ?
石田:よく回ってました
(中略)
飯窪:でもあの、私、まーちゃんと同じ部屋だったんですよ。部屋が
石田:ふた部屋あったんですよ
道重:あ、そうなの?
石田:あって
道重:へぇ~。石田は違ったの?
石田:石田は違いました
道重:あ、違った、良かったね(笑)
石田:ハイ、良かったです
道重:フッフフフフ
飯窪:ハイ。もうまーちゃんがひたすら、隣りで寝てた子に「ねぇねぇ、好きな人いる?」とか
道重:えぇ~~っ!(笑)
石田:うっそ!?
飯窪:学校でどんなこと流行ってる?」とか
道重:超ウケるね~!
飯窪:ず~っと質問攻めなんですよ
道重:もうどっちでも良かったんだ、(オーディション)受かっても落ちてもね。フフフフ
飯窪:「まーちゃん好きな人いないんだけど、でも友達でいる人がいて~」みたいな(笑)
道重:フフフフフ
石田:アハハハハ
飯窪:どうでもいい、もう寝かせて~と思って(笑)
(引用元: モーニング娘。のオールナイトニッポンR 2012年7月28日)
佐藤は、自分のことで一杯一杯な飯窪の貴重な時間を奪い、歌詞にふりがなをふらせたりもしている。普段は「聞いて覚える」と、のちに本人が言っているので(ヤンヤンVol.22)、これは単なるサボりである。
鞘師:オーディションの合宿でも、歌詞をもらって、飯窪ちゃんが覚えるために書いてたら「まーちゃんにも全部ひらがなで書いて」と言われたそうです(笑)
(引用元:ヤンヤン Vol.22 2012年2月号)
自分のことで一杯一杯だったのは、工藤も同じであった。9期オーディション落選の雪辱を果たそうと必死だった工藤は、ろくに練習もせずウザ絡みしてくる佐藤に当時本気でイラついていた。
――オーディションでは、ずっとエッグのTシャツを着ていましたね。
工藤:それもひとりで戦うのが怖かったからなんです。「でも私はエッグなんだ。ハロー!なんだ」って自分を励ますというか。結局は泣いちゃったけど、絶対に泣きたくなかったですし。だけど、そんなときも(佐藤)優樹ちゃんはすごい天然だから、「ねぇ、一緒にダンスの練習しようよ~」とか軽い感じで言ってくるわけですよ。そんなに余裕があるわけじゃないのに。だって、その直前もダンスの先生にすごく怒られていたんですよ。それなのにまったく焦ってないから、意味がわからなかったです(笑)
――それはイラっとくるかもしれないですね(笑)。
工藤:自分のことでいっぱいいっぱいだから、他人に構っている余裕なんてないですし。合格が決まったときも、だーいし(石田亜佑美)ダンスも上手だから「やっぱりな」って感じだったし、飯窪(春菜)ちゃんも泣きながら頑張っているのも知っていたから納得だったんですけど、最後に発表されたのが、まさかの優樹ちゃんで……。正直、最初は苦手でしたね(笑)
マネージャー:合宿の段階から工藤はエッグ代表みたいな覚悟で臨んでいたんだけど、佐藤は練習もしないで、大騒ぎしながらホテルの廊下を走り回っているんですよ
鞘師:えぇ、ホントですか!?
(引用元:Top Yell 2012年5月)
佐藤は合宿中、のち同期となる3人をどのように見ていたのか。まずは、飯窪春菜。
佐藤:はるなんは、白い唐揚げ?まさ、白い唐揚げ初めて見たの!
飯窪:お弁当に入ってる、片栗粉の唐揚げね
佐藤:何だろう、と思って、まさ、チョンチョンチョンって触っちゃったの、はるなんの。でもそれが普通と思ってて
飯窪:違うよ、自分のお弁当触るならわかるよ?人のお弁当触るんだよ?そりゃキレるでしょ
佐藤:で、それで触ったら「(威圧的に)ねえ、何?」みたいな。すごい怖くて~
飯窪:そんな風には言ってない。しかも私のお弁当じゃないし、触ったの
佐藤:誰のなんだろう?
飯窪:別の子
佐藤:「触っちゃだめよ~」みたいな。すごい上から言われて、怖いなこのお姉さんって
(引用元:MBSヤングタウン土曜日2016年1月3日)
次は、石田亜佑美。
佐藤:亜佑美はねぇ、怖かった
石田:あ~、嘘だ
佐藤:目がつってて
石田:アッハハハハハ!!
佐藤:フフフ。「えーやばい!この人やばい!悪魔だ!」と思って
石田:うわ!最低~!
佐藤:違う、聞いて聞いて!しかも、聞いて!優樹、みんなに、「おはようございます」、「おはようございます」って入ってきた時に、「君、何年生?何組?」違う、ごめんなさい
石田:「何組?」(笑)
佐藤:フフッ、「君」
石田:同じ学校だと思う(笑)
佐藤:「君、何年生?出身どこ?名前何?」っていうのを、繰り返し聞いてたのね
石田:うん、そうだっけ?
佐藤:うん。聞いてたんだよ。亜佑美には聞いてないかもしれないけど
(中略)
佐藤:で、何か「何年生?」って聞いた時に「(素っ気なく)え?中3」って言われたから、「え、やばい!」
石田:そんな言い方してない(笑)
佐藤:「この人、怖い」って言って
石田:やめてよ、そうやってさ~
佐藤:違う違う違う、違う、多分ね、亜佑美、人見知りだから多分、多分、「3年生」って多分、普通だったんだと思う、あれが
石田:うん
佐藤:で、「え、やばい!怖い!」と思ったけど
石田:フッフフフ、うん
佐藤:「石田亜佑美だよ」って言われた時に、「へぇ~何年生?」って、もう一回聞いたんだよね、多分。そしたら、「(素っ気なく)え、さっき言ったよ」って言われて
石田:言ってないわ
佐藤:言ったんだって!
石田:全っ然、覚えてない
佐藤:まさ、すっごい覚えてる!
石田:アッハハハ
(引用元:モーニング娘。’14のANNM 2014年8月27日)
次は、工藤遥。
佐藤:(合宿のとき)くどぅーに、めっちゃ恨まれた。ダンスしてる時に、「何でセンターなの……?」みたいな
石田:あ、センターにいたよね、まーちゃん(笑)
佐藤:優樹、センターとか全然気になってなかったから
石田:うんうんうんうん。そう、だから、うちは小さい時からダンスやってたし。くどぅーもさ、エッグとしてやってたから、そのセンターとか分かるわけじゃん
佐藤:そうだね、確かに!
石田:そう、だから、多分くどぅーも悔しかったんじゃない?
佐藤:まさ、ダンスしてて楽しかったもん
石田:あ、すごいね
佐藤:ダンス、バレエ、まさバレエやってたんだけど
石田:あー、そうだそうだそうだ
佐藤:あの~、クラッシックの方のね。で、バレエやってたんだけど、「違うダンスもあるんだ」と思って、超テンション上がってたから、何かセンター取って「何でこの子……?」みたいな、どぅーに言われたから、「……すいません」って言うしかなかったよね、もう(笑)
石田:フフッ、違うよ。でも直接では、そう言われてなかったでしょ?
佐藤:言ってなかったけど、「言ってたよ」って、その鬼ごっこしてたチームの子が言ってたから。「へぇ~言ってたんだ~」って、「まさのこと気になってくれてるのかなぁ?」
石田:フフッ、うんうんうん
佐藤:って話をした覚えがある(笑)
(引用元:モーニング娘。’14のANNM #59 2014年8月27日)
ここで注目すべきは、佐藤が常に被害者スタンスをとり、「飯窪は意地悪女、石田は悪魔女、工藤は嫌味女、そんな3人に冷たくされた可哀想なまーちゃん」という絵を書いて、都合よく事実を捻じ曲げていることである。飯窪と石田が「そんな風には言ってない」と、ことごとく訂正していることからも分かるように、実際3人の態度はそこまで酷くなかった。自分の台詞は可愛らしく、飯窪・石田・工藤の台詞は意地悪く喋っているので、佐藤優樹が最初から印象操作する気まんまんなのは疑いようもない。
佐藤優樹はオーディション時から、のち同期となる3人を「自分を嫌っている子」と認識していた。石川梨華のファンクラブイベントに出演したさいも、「(オーディションで)並んでる時に、あ……まーちゃんこれ嫌ってた3人だって思ったんですよ。あの合宿のときに、まーちゃんがもし受かんなかったとしても この子たちとやったら、まー死ぬかもしれないと思って」などと言い、その後もあちこちで飯窪・石田・工藤のネガティブキャンペーンを展開していく(梨華コラ。2012年11月26日)。
必死にダンス練習していた人間の邪魔をすれば嫌われて当然と思うが、とにかく佐藤の中ではそのような認識だったらしい。こうした佐藤の被害妄想と印象操作に、飯窪・石田・工藤はモーニング娘。加入後、延々苦しめられることになるのである。
Q.今、克服したいものはある?
佐藤:妄想が激しいところ。コソコソ話をされていると、まーちゃんの悪口いってるでしょ!と勘違いしちゃうんです
(引用元:Ray 2014年2月号 ALL about モーニング娘。アイドルのONとOFF)