ウェブ

iPhoneが充電できない!原因はApple純正USB電源アダプタの故障でした

昨日、所有しているiPhone4がいきなり充電できなくなり、電源が入らなくなりました。え、iPhone4?iPhone6や7や8じゃなく?と思われるかもしれませんが、iPhone4です。

このiPhone4、2019年1月で使用期間8年目に突入した超旧機種。2011年にソフトバンクで新品購入し、2013年12月にMNPでXperia Z1 SO-01を購入しドコモへ契約移行したあとも、下取りに出さずiPodとして使い続けていたのです。

使用4年目、iPhoneに内蔵されているリチウムイオンポリマー二次電池(以下、リチウムバッテリー)が経年劣化のため全く蓄電できない状態になりました。充電器に差して充電100%にしても、外した瞬間0%になり電源が落ちる。しかし、常時充電器に接続していれば(たまに強制終了という動作不良を起こすものの)使用することができていたんです。そう、昨日までは。

一体何が原因でiPhone4が突然充電できなくなったのか。そして電源が入らなくなったのか。いつ壊れてもおかしくない状態だったけど、あまりにも突然すぎやしないか……。今回は、突然充電できなくなり電源さえ入らなくなってついにお役御免かと思われた私のiPhone4が、華麗な復活を遂げるまでのお話です。

iPhone4の配線

まず最初に、iPhone4の配線についてご紹介しておきます。私はiPhon4を野外に持ち出さず、というか充電器から抜いた瞬間ただのクソデカ文鎮と化すので野外に持ち出そうにも持ち出せず、普段は自宅内での使用に留めていました。その配線が以下。

壁(コンセント)

延長コード

電源タップ

Apple純正5W USB電源アダプタ

Dockケーブル

iPhone4

8年使っているiPhoneなので、正直いつ壊れてもおかしくはありません。しかし、何の脈年もなくいきなり電源が入らなくなるという不自然さから、私は「おそらく問題があるのはiPhone本体でなく、周辺機器だろう」と見当をつけました。

で、一番故障している可能性が高いと思ったのが、Apple純正 5W USB電源アダプタ。なぜなら、私が以前PowerBookを使うために周辺機器をすべてApple製品で揃えていた時期、最も故障率が高かったのがこのUSB電源アダプタだからです。つまり、経験に基づく推測です。

とはいえ、コンセントとiPhone4の間に複数機器を繋いでいるので「電源が入らないのはUSB電源アダプタの故障だ!」と断定するのは危険。そこで、USB電源アダプタとDockコネクタケーブルの両方を確認することにしました。延長コードと電源タップは、繋いでいる他機器(ノートパソコン、AndroidのACアダプタ)が正常に動いていたので除外。

Dockコネクタケーブルを交換する

最初に確認したのはDockコネクタケーブル。いま使用しているのは3年前に家電量販店で購入した他メーカー製の商品で、Apple純正品ではありません。これもiPhone同様かなり劣化していました。コネクタ部分を軽く振ると、中からカタカタと変な音がするくらいにはおかしかった。そこで、まずはこのDockコネクタケーブルを予備のケーブルと取り替えることにしました。自宅にあったケーブルの予備がこちら。

Dockコネクタケーブル

DockコネクタケーブルUSB端子

3年前くらいに購入したDockコネクタケーブル。どこのメーカーか忘れてしまったんですが、多分ラスタバナナかロジテックだったと思います。まずはこのケーブルを交換し、iPhone4の電源ボタンを押してみる。が、全く改善なし。iPhone4は相変わらず「Dockコネクタ接続してくださいマーク」が出現するばかり。

iPhone4充電できない画面コネクタ表示

何度か電源ボタンを押してもアップルマークが表示されるだけですぐ真っ黒に逆戻り。いけるか?今度こそいけるか?と思いながら画面を見ていた直後にブラックアウト。

iPhone4Appleマーク

Dockコネクタケーブルを交換しても、まったく電源が入る気配がありません。というか未だにコネクタマーク表示されてたので、電流がiPhoneまで届いてないっぽい。私のiPhone4が充電できなくなった原因は、Dockコネクタケーブルの故障ではなかったようです。

Apple純正 5W USB電源アダプタを交換する

Dockコネクタケーブルに問題ないことがわかったので、次に交換したのはApple純正 5W USB電源アダプタ。Phone4に同梱されていた商品なので、こちらもiPhone本体に劣らずかなり経年劣化していると思われます。

Apple純正5WUSB電源アダプタ
Apple純正 5W USB電源アダプタ

USBアダプタも自宅に予備がありました。1Aと2.4Aに対応しているELECOMの商品。1Aは通常充電、2.4Aは急速充電をしたいときに使うポートです。家電量販店でオープン価格1300円くらいでした。

先程交換したDockコネクタケーブルのUSB端子を、ELECOMのUSBアダプタ2.4Aポートに繋いでみる。iPhoneを見てみると、先程まで表示されていたコネクタマークが消えたので、「今度こそいける!」と手応えを感じました。

iPhone4充電できない画面バッテリーのみ

コネクタマークが消えたらiPhoneまで電源届いている証拠!

そしてDockコネクタをiPhoneの充電口に差し込んで電源ボタン長押し。すると再度Appleマークが表示され、ブーブーと起動音がしたあと見慣れたホーム画面が!ヤ、ヤッター!!

やはり故障していたのはUSB電源アダプタでした。ほーらみたことか!という気持ち。言わんこっちゃないわ~という気持ちです。いや本当にこのアダプタ、冗談抜きですごく壊れやすいんですよ。

iPhoneが充電できないときはUSB電源アダプタを確認しよう

というわけで、USB電源アダプタを別のものに交換したら、あっという間に直りました。iPhone4のリチウムバッテリーは相変わらず蓄電しないので常時充電器に差しておく必要がありますが、とりあえず電源入るようになり、また音楽が聞けるまでに回復。

でもWi-FiでiTunesと同期させ、曲をiPhoneへ移そうとすると5回に1回くらいの頻度で強制終了する。この動作不良は経年劣化起因のもので、Dockケーブルを交換しようが、アダプタを交換しようが改善しないようです。まあ8年使ってますから、しょうがないね。

iPhoneシリーズでいきなり充電できなくなったときは安易に「故障だ!」とショップに持ち込むのではなく、まずはUSB電源アダプタの故障を疑ってみてはいかがでしょうか。
根に持っているので何度も言いますが、私が以前Apple製品を使いまくっていたときに一番故障していたのがこのアダプタです。可能であれば自宅にアダプタの予備を置いておき、iPhoneの電源が入らなくなったときはサッと交換してみてください。意外とすぐ直るかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました