二年前、タッチ切れを起こして操作不可になったXperiaZ1 SO-01F。ものぐさを発揮してずっと放置していたのですが、先日やっと処分しました。
XperiaZ1を物理破壊する
Xperia端末を処分するとき、忘れてはならないのが端末内データの削除。専用ソフトで復元・悪用されることのないよう、今回はNAND型フラッシュメモリ(eMMC)をマザーボードごと物理破壊したいと思います。分解に必要な工具はホームセンターナフコで調達してきました。
画面向かって右は、イトーのビックマンマイクロドライバー。価格は税込168円(安い!)
画面左は、亀井製作所の特殊精密ドライバー星形1.4mm。価格は税込381円(高いけど日本製なので許す♡)
テーブル上にXperia Z1と工具を並べて、いざ!
まずは、XperiaZ1の背面カバーを外します。端末を裏返し、上部にある隙間にマイナスドライバーを突っ込む。
ドライバーを持ち上げると粘着テープが剥がれるので、そのまま端末のフチをぐるりと一周しカバーを浮かせます。
取れました
背面カバーが取れたら、次はバックフレーム。フレームを固定している九つのネジ、これを星形ドライバーで外していきます。
端末のフチとフレームの隙間にマイナスドライバーを突っ込んで持ち上げると、フレームが浮いて簡単に外れます。このとき、力を入れすぎると画像のようにパーツが折れて飛び散るので注意。
次はバッテリーを外します。バッテリーはコネクタでマザーボードと接続されているので、これを外してやれば簡単に取れます。
次はマザーボード。マザーボードに接続されているコネクタ類を全て取り外して……
……上部にマイナスドライバーを差し込み、持ち上げれば取れます。
マザーボードを端末から取り外したら、次はシールドを剥がす作業。
シールドとマザーボードの接地面にマイナスドライバーを差し込むと、簡単に外れました。
シールドを剥がすと、Xperiaではお馴染みのチップ類(Skyworks製パワーアンプやQualcomm Snapdragon等)が出現します。今回破壊するのは、中央にあるTOSHIBA製NAND型フラッシュメモリ(eMMC)。XperiaZ1のメモリはTOSHIBA製とSamsung製がありますが、どちらのメーカーでもやることは変わりません。
ペンチを買い忘れたので、今回はマイナスドライバーを使用。フラッシュメモリとマザーボードの接地面にドライバーの先端を差し込んで持ち上げると簡単に割れました。念のため、裏面に付いているRAMとマザーボードも叩き割っておきます。
破片が飛び散らないよう、Xperia端末の破壊作業は紙袋の中で行うのがおすすめ。今回は自宅にあった無印良品の紙袋を使いました。
サンキュー、ムッジ
破壊したXperiaのパーツは、自治体の指示に従ってゴミに出します。特にリチウムバッテリーの処分方法は要確認。
XperiaZ1 SO-01Fの処分はこれにて終了。所要時間は十分くらい。