まさかの短銃ロシアンルーレット!西郷どん第4回「新しき藩主」感想

西郷どんアイキャッチ

2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」。3回まで観て「これ、江以来のツッコミ満載ネタドラマでは……」という予感がしたので、今回から感想を書くことにしました。史実と比べるより、もっと違った見方をしたほうが楽しめる気がするぞこのドラマ!!(最低)

本作の原作は林真理子、脚本は朝ドラ「花子とアン」の中園ミホ。

「歴史に疎い人間が脚本を書くとこうなる」の典型だな、という印象の西郷どん。「描くべきところをしっかり描かず、サラッと流していい所ほどガッツリやる」この感じは、軍師官兵衛を彷彿とさせますね。あと、西郷どんは江戸と薩摩のシーンで毎回流れがぶった切れるので、テンポ掴みにくいな~と……まあそれはいい。

西郷どん第3回では、ついに「お由羅騒動」が勃発し、斉興の命によって、斉彬を担いでいた人間が次々と静粛されていきました。そして、吉之助の師である赤山先生にも切腹の命が下ります。なんでや!赤山先生なんも悪くないやろ!!

ここから今回の第4回「新しき藩主」。以下、感想です。

SPONSORED LINK


赤山、切腹するってよ

赤山先生に切腹の命が下ったことを聞かされた吉之助。大久保正助らとともに、島津久光に赤山の助命嘆願をしますが、久光には「知らん!俺に言うな!」と、断られてしまいます。まあ当然そうなるよね……。

失意のまま赤山先生の屋敷を訪れる吉之助たち。が、当の赤山先生はすでに覚悟を決めており、穏やかな表情で彼らに酒を振る舞います。そして糸ちゃんが持ってきたふかし芋(この芋は半次郎くんがくれたやつ)を吉之助たちに喩え、「これからもこの芋のように、みんなで助け合っていくように(?)」と諭します。

で、切腹当日。赤山の介錯を務めるのは吉之助の父・吉兵衛です。

赤山先生は見事な切腹を果たし、吉之助は目を真っ赤にしてその最期を見届けました。吉之助はしばらくその場から動けずにいるんだけど、このときなぜか画面が白黒になります。まあ、世界が色を無くすくらいショックだった、という意味なんだろうけど……この演出いる?

吉兵衛から血のついた白装束を渡された吉之助は完全に頭に血が上り、「あんの妾ぇ~~!!」とお由羅をたたっ斬るため走り出します(君、赤山先生の切腹聞いたときも同じことして周りに止められたよね??)

が、ここも吉兵衛が「赤山様の思いを無駄にするな!」と必死に説得するんですね。で、二人して道の真ん中でオンオン号泣。なんかこの人いつも泣いてんな……。西郷どん、毎回こんな展開だけど大丈夫かな?と、私は少し不安になりました。

江戸では島津の短銃ロシアンルーレット

赤山先生の死がよほど堪えたらしい吉之助。江戸にいる斉彬に何度も書状を送り、必死に国元の様子を伝えます。「家中の斉彬派が粛清されているのに、アンタは何を迷ってるんだ!(ガチ切れ)」と斉彬の尻を叩き、吉之助に尻を叩かれたことでようやく、斉彬も斉興を引きずり下ろす覚悟を決めます。

この二人、いつの間にそんなことする仲になっていたんでしょうかね?このドラマはいつも過程をすっ飛ばすので、視聴者は時々置いてけぼりをくらいます。脚本ドSか……?

一方、江戸に上っていた斉興。将軍からの茶器をスススっと差し出され、遠回しに「もう隠居しなよ~~」と京都のぶぶ漬けみたいな真似されて超不機嫌。しかし斉彬が嫌いで嫌いで仕方ない斉興(気持ちは分かるよ!)は、頑なに隠居を拒みます。

その後、斉興の部屋へ斉彬がやってきて、隠居するよう再度説得にあたります。壁の向こうには、護衛とお由羅が隠れて聞き耳を立てていました。

斉彬は吉之助の書状を見せたり、赤山の血がついた白装束を見せて涙ながらに家督を譲ってくれるよう訴えますが、「俺はお前が好かん!」とバッサリ。いやほんと「好かん!」と言っちゃうその気持ちは嫌というほど分かる……

斉彬は「父ちゃんそりゃねえよ!!」みたいな顔をしながらも、泣き落としが効果ないとわかると今度は「島津家ごとぶっ潰すぞ(意訳)」と、脅しに切り替えます。でも父ちゃんの面目潰しといて「どうか鎌倉以来続くこの島津家をお守りください!」とか言われても、「………」な感じですよ視聴者も。

で、泣き落としも脅しも効かないと悟った斉彬が次に持ち出したのは、なんと最新型の拳銃。ツイッター特定班によると「コルトネイビーM1851」らしいです。……コルトネイビー??(混乱)

コルトネイビーM1851

井伊直弼暗殺にも使われた銃だよ!なぜ斉彬が持っているのは分からないよ!

斉彬はこの銃に1発だけ弾を込め、「生き残ったほうが次の当主」と、斉興の意見も聞かず、いきなりロシアンルーレットを始めます。もうやってることがただのヤバイ奴です。そら斉興も当主にするの嫌がるわ……私はこの時点で完全に斉興に同情していました。

結局、ビビった斉興が銃を放り投げロシアンルーレットを放棄。ここで斉興の隠居が決定です。いやなんか凄いなこの展開……このブッ飛び脚本があと46回続くとか寒気がする……

斉彬は将軍の書状を斉興に差し出して部屋を下がるんですが、久光を当主にしたいお由羅が「私は嫌ーーー!こんなのは嫌ーーー!」とヒステリーを起こし、拾った銃を斉彬に向かってパーン!とぶっ放します。が、まあ当然外れますね。

銃をぶっ放されたくらいじゃ動じない斉彬(そら薩摩で大砲ドッカンドッカンやってた人だし)。お由羅を冷ややかな目で見つめ、そのまま歩き去ります。「あー、その態度……斉興説得するときに見せた涙もどうせ演技だったんだろ~~~」と思わせるには十分な豹変っぷりです。というか、そんなことばっかりやってるから斉興に嫌われたんだぞ!

で、完全に時勢読めない老害みたな描き方をされてしまった斉興公。実際は斉彬がブッ飛びすぎなだけで、この方はかなりの常識人です。斉興公に関しては、もう少しフォローが必要だったのでは……?と思いました。これじゃあんまりだ。

帰ってきた斉彬

斉彬が新たな藩主になったことを正助に知らせ、抱き合って喜ぶ吉之助たち。お由羅騒動で父親が島流し、自身が謹慎処分になっていた正助ですが、家族ともども涙を浮かべて喜びます。お父ちゃん戻ってくるよ~~良かったね~~~!!

後日、薩摩入りする斉彬の行列を一目見ようと、町は民衆でごった返していました。で、吉之助の弟が「新しい殿さまはキラキラじゃ~~」と駆け寄ったとき、当然、家臣は諌めるんだけど、子は国の宝だからOK!と寛大な心でそれを許す斉彬公。「新しい殿様はこんな顔だ」と自身の陣笠(?)をチョイっと上げてやります。

おちゃめな殿様ですね~~~。でもこの人、江戸で実の父親にロシアンルーレットさせたんだぞ~~~

鬼に金棒、火に油、そして馬には渡辺謙……。そんな慣用句が作られそうな貫禄を漂わせながら、城へ入っていく斉彬公。新しい藩主を迎えた薩摩藩はこれからどんな風に変わっていくのでしょうか……。嫌な予感しかしねえな!!!

そして第5回「相撲じゃ!相撲じゃ!」では、正助→糸→吉之助の恋のトライアングルが勃発するもよう。こっちはこっちで一悶着ありそうです。いいよいいよ~~不穏大好き!!

というわけで、また来週感想書きます。ここまでお読み下さり、ありがとうございました!

SPONSORED LINK

あわせて読みたい



トップへ戻る