最遊記 RELOAD BLAST2巻のあらすじ&感想!三蔵と紅孩児ついに激突

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物語もいよいよ架橋の最遊記シリーズ。今回はその最新巻、最遊記 RELOAD BLAST2巻のあらすじと感想です。当然のようにネタバレがあるので、最遊記RELOAD BLAST2巻未読の方はお気をつけください!

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最遊記 RELOAD BLAST2巻の収録内容

  • shot,4 恒天【弐】
  • shot,4 恒天【三】
  • shot,4 恒天【四】
  • shot,4 恒天【五】
  • shot,4 恒天【六】
  • shot,4.5 露営
  • ※電子書籍版には表紙・背表紙・カバー折返しデータも収録されています。

最遊記 RELOAD BLAST2巻のあらすじ(ネタバレ有り)

最遊記 RELOAD BLAST2巻の冒頭は、玄奘と紗烙の会談シーン。牛魔王蘇生実験阻止に玄奘らを遣わしたため、自身はそのまま西域に留まり「恒天経文」の力で集落の人間達を警護するよう三仏神に命じられた、と明かす紗烙。恒天経文は「防御」を司るもので、術を発動させ障壁を作ることで妖怪の侵入を防ぐことができるという。

玄奘は、5つの天地開眼経文のうち、光明が所持していた聖天経文、砂漠で妖怪に食われた三蔵が所有していた有天経文、烏哭三蔵法師が所有している無天経文の3つが牛魔王サイドにあることを明かし、烏哭が你健一と名乗って牛魔王蘇生実験に加担していることを説明。そして毅然と言い放ちます。「烏哭の真の狙いが何であれ、守り抜くことだ。三蔵の名に恥じぬよう」。

この言葉を聞いた紗烙は、玄奘の器を認め、燭台を差し出しながら「お役目、大儀」と旅の苦労を労います。玄奘はずっと「三蔵法師」として紗烙と対峙していましたが、ここでようやく素を出し、法衣の袂から煙草を取り出しつつ「これからが本番だろうが」とニヤリ。玄奘が吸っているのはマルボロ、紗烙が吸っているのは缶ピースですね。

会談終了後、別室に戻る玄奘と紗烙。そこへ、「東南東にあるオスクの村から火の手があがり、村が妖怪に強襲されている!」との一報が。玄奘たちは道案内役の紗烙とともにジープへ乗り込み、急ぎ村を目指します。

村は妖怪に襲われ、一面が火の海に。妖怪たちの上に颯爽と乗り付けたジープの車上からマシンガンを撃ちかける紗烙は、八戒いわく「仁義なき戦いのテーマが聴こえてきそう」な貫禄。妖怪の掃討は玄奘三蔵一行に任せ、紗烙は村人の救出に向かいます。しかし火の周りが早く、逃げる村人の頭上に燃えた材木が落ちかかかる!村人を助けるため、玄奘は「魔戒天浄」、紗烙は「恒世天護」の術を同時発動。

玄奘と紗烙のおかげで村人達は事なきを得ますが、至近距離で術を発動したことで経文同士が共鳴。経典の混成は危うい、と察した二人は、今後経文の同時発動は避けるべきとの意見で一致します。

その頃、紗烙の右腕・波珊が玄奘に嫉妬している事に気づいた悟空は、「紗烙とウチの三蔵のこと気にしてるなら、そーゆーんじゃないと思うから」と、さり気なくフォロー。自分たちは紛れもなく玄奘三蔵の仲間だ、と前置きした上で、「『三蔵法師』ってのはたまにすごく、独りなんだよな。紗烙も多分そうだと思う」と、その立場ゆえの孤独を察して波珊に語りかけます。

一方、部屋でくつろいでいた悟浄と八戒。トイレに立ったまま中々戻らない悟空を探しに行こうとした瞬間、悟浄は突然目眩を起こし、よろけてしまいます。この時、八戒は悟浄の首に現れた不穏な「痣」を発見するも、気づかないふり。

制御装置を外し自我を失いかけたことのある八戒(※最遊記 RELOAD7巻)、そして西域に入ってから体調不良気味で痣が出現した悟浄、この二人に関しては負の波動による暴走フラグがビンビン立っているので今後不安しかないですね。

そしてその夜、紗烙が張った結界の媒体となっている塔鐘が何者かによって破壊されます。紗烙はもちろん、書庫にいた玄奘も結界が破られたことを察知。書庫で調べ物をする玄奘は、BLAST2巻の中で一番好きなカット。眼鏡が知的でいい(なお、このレアな眼鏡三蔵はこの後4カットあります)。

塔鐘を破壊したのは、妖怪に娘を攫われた避難民の男でした。結界の破壊によって妖怪が侵入し、集落を次々と襲い始めたため、大規模な集落に悟空・悟浄コンビを向かわせようとする玄奘。しかし、痣の出現が気になる八戒は、自分と悟浄を組ませてくれと願い出ます。深くは聞かず「任せる」と一言告げた玄奘は、3人を送り出したあと寺院に残り、避難民たちと、結界を張り直すあいだ身動きの取れない紗烙を守ることに。

紗烙が結界を張り直すのにかかる時間は1時間強。寺院に残った兵は、たったの八名。同時共鳴のリスクから寺院内で経文が使えない玄奘は、波珊たちと連携し、肉弾戦と銃のみで妖怪を倒します。法術を操る波珊を見て、「なるほどそういうモンなのか。修行には縁がなくてな、その手の術は一切使えん」と告げる一場面も。ここの「アンタなんで三蔵法師になれたんだよ!?」「俺が聞きてえよ」のやりとりは良いですね。

玄奘と波珊達が妖怪を迎え撃つ中、「玉面公主の命により紗烙三蔵法師の恒天経文を頂きに参った」と、姿を現す紅孩児!ここで、集落を襲った妖怪は紅孩児たちが引き連れてきたものだと判明。紅孩児は玄奘三蔵一行が寺院にいることは知らず、今回の襲撃はあくまで恒天経文の強奪が目的でした。玄奘はそんな紅孩児のやり方を「貴様らにしては随分と大掛かりで姑息な手段を取ったもんだな」と皮肉ります。痛いところを突かれてウッとなる紅孩児、すかさず「相変わらず、言ってくれるぜ大将」と主をフォローする独角。

玄奘は二人を紗烙に近づけないよう、紅孩児を挑発して戦闘に持ち込もうとします。このときの挑発が、いちいち格好いい。

挑発1:「アイツらがいる分、てめぇらが受ける被害のほうがデカイだろうし、兵も早めに引き上げて来る筈だ。そっちこそ相変わらずツキのねぇ連中だな」

挑発2:「悟空達がいないこの隙に俺を殺せば、経文が二つも手に入るって寸法だ。一挙両得の大チャンスだな。確かにツイてるじゃねぇか、王子様」

挑発3:「───かかって来いよ。たかだか人間の一人も殺れないようじゃ、大妖怪の息子の名が廃るぜ」

根がお坊ちゃまで甘ちゃんな紅孩児。挑発には乗らないと言いつつも、大将から勝負を申し込まれれば受けないわけにはいかないと、独角を紗烙の元へ向かわせ、玄奘と対峙します。

残弾が1つしかない玄奘は、紅孩児を確実に仕留めるため至近距離から攻撃!火傷を物ともせず、紅孩児の拳も躊躇なく素手で受け止めます。その目を真正面から見て気圧され「これが最高僧玄奘三蔵!」と怯む紅孩児ですが、また玄奘に煽られ、ついに炎獄鬼を召喚!しかし反撃しないことに躊躇してわずかに攻撃を逸したため、重傷を負わせることはできても玄奘を殺すことは叶いませんでした。

右上半身を黒焦げにされながら、手加減した紅孩児の甘さを笑い飛ばし「その程度じゃ俺は殺れねえな」と不敵に笑う玄奘。紅孩児の甘さと半端な覚悟を見透かし、「自分を欺けずに半端な悪役演じてる限り、お前は一生俺らには勝てねェんだよ」と、現実を真正面から突きつけます。

図星を突かれて激昂した紅孩児は、2発目の炎獄鬼を放とうとします。しかし、そこに差し込む強烈な光!光の中から現れたのは、凄まじいオーラをまとった闘神・哪吒太子でした。雑魚妖怪を指パッチンで消し去り、その圧倒的な力で紅孩児をも処分しようとしますが、間一髪駆けつけた独角が哪吒の攻撃をその身で受け、紅孩児を救出。二人はそのまま寺院から逃亡します。

寺院内から妖怪の気配が消え去ったため、一時帰還しようと背を向ける哪吒。哪吒を妖怪でも人でもない存在と認識した玄奘は、その背に向かって「お前は何だ?」と問います。その問いに対し「分からない」と答える哪吒の顔、どことなく切なさが漂っています。天界ではずっと人形状態でしたが、この顔を見る限り全く感情がないというわけでもなさそう。

紅孩児が放った炎獄鬼の爆発音を聞き、集落から急ぎ戻ってきた悟空たち。一瞬すれ違うものの、哪吒は悟空に対し何の反応も示さず、無表情のまま歩き去っていきます。悟空は咄嗟に手を伸ばしますが、記憶がないため哪吒の名を呼ぶこともできず、ただ去っていく背を見送ることしかできませんでした。

一方、間一髪で哪吒から逃げおおせた紅孩児と独角。森の中で紅孩児が目を覚ましたとき、独角はすでに瀕死の状態。飛竜を呼び、急ぎ城へ帰還しようとする紅孩児ですが、自分はもう手遅れだと悟っている独角は紅孩児と幼少期の悟浄を重ね、その頭を撫でて「泣くなよ?」と笑いかけます。

虫の知らせに振り返る悟浄。そして森に轟く紅孩児の慟哭!ア、アニキ───!ここで最遊記 RELOAD BLAST3巻へ続く!!

というわけで、最遊記 RELOAD BLAST2巻は玄奘三蔵VS紅孩児がメインとなっております。最遊記は昔から非常に作画が良いので、紅孩児が玄奘の目を見て気圧されるシーンにも説得力がある。そして、紅孩児の攻撃に全く動じない99ページの玄奘の表情も必見です。このゾクッとする表情は、ぜひコミックで確認していただきたい!

玄奘と紅孩児、どちらも無印最遊記からカリスマ性のある人物として描かれてきましたが、最遊記 RELOAD BLAST2巻のやりとりを見ると、やはりまだ玄奘の格上感が目立ちますね。圧倒的劣勢に立たされても、半端な紅孩児に自分は殺せないと確信しているため余裕を崩さない玄奘、かっこいいぜ……。

おまけ漫画「shot,4.5 露営」のあらすじ・ネタバレ

最遊記 RELOAD BLAST2巻に収録されているおまけ漫画「露営」は、烏哭三蔵法師との死闘(最遊記 RELOAD 10巻)から数週間後のお話です。西域の森の中で「露営=キャンプ」を余儀なくされた三蔵一行。各々食材を調達していますが、獣を狩って自ら捌きはじめるサバイバー玄奘、うぞうぞした冬虫夏草を取ってくる安定の八戒を見て、自分たちの温室っぷりを思い知る悟空と悟浄、という内容。こういうノリはいかにも最遊記ですが、本編との温度差がすげえ。

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