三蔵一行ついに西域へ!最遊記 RELOAD BLAST1巻感想

最遊記RELOADBLAST1巻表紙

最遊記の新シリーズ「最遊記 RELOAD BLAST」。今回はそのコミック1巻のあらすじと感想。当然のようにネタバレがあるので、BLAST1巻未読の方はお気をつけください。

SPONSORED LINK

最遊記 RELOAD BLAST1巻の収録内容

  • shot,1 突風【前編】
  • shot,1 突風【後編】
  • shot,2 序幕
  • shot,3 天葬
  • shot,4 恒天【壱】
  • shot,2.5 混沌

※最遊記 RELOAD BLAST1巻の電子版には、裏表紙・背表紙・カバー折り返し・カバー裏表紙データは未収録。これらのデータが収録されるのはBLAST2巻です。電子書籍で購入の際はご注意ください。また、BLAST1巻はKindle Unlimited対象タイトルです。

最遊記 RELOAD BLAST1巻のあらすじ

最遊記新シリーズ、RELOAD BLAST1巻の扉絵は、異国情緒あふれる織物や髪飾りをつけている三蔵一行。その手にはチベット仏教徒の必需品、マニ車。目次のカラー絵には五色の旗「タルチョ」が出てきたり、その次ページの口絵では悟空とヤクが描かれていたりと、BLASTになってから一気に西域色が強まった印象です。

shot,1 突風

最遊記 RELOAD BLAST1巻は、妖怪に追われている男たちのシーンからスタート。馬車で逃げる男たちに襲いかかる妖怪の集団。そこにドーン!とジープが突っ込み、三蔵一行のご登場です。よ、待ってました!

「何だてめェらは!?邪魔するつもりなら……」

「ーーー邪魔なのは今ここで道塞いでるてめぇらだ」

いつものようにサクッと妖怪を全滅させる三蔵たち。が、直後、空腹でその場に行き倒れてしまいます。男たちは助けてもらった御礼も兼ね、三蔵一行を自分の暮らす村へ招待。村へ着くなり、暴飲暴食して爆睡する三蔵たち。この村は普段「跳ね橋」を使って妖怪の目を逃れ、夜は明かりも点けずひっそりと暮らしている陰気で排他的な隠れ里。三蔵一行は成り行きで、この隠れ里で一泊することになります。

その夜、玲という女性が勝手に跳ね橋を上げ、村に妖怪たちを招き入れてしまいます。三蔵一行が宿泊しているタムロの家も妖怪の襲撃を受けますが、すでに目覚めていた4人の手によって返り討ちに。妖怪は玲を人質に取り、「天下の最高僧が一般人を犠牲にゃできねぇだろ!?」と脅迫しますが、もちろん彼らにそんな脅しは効きません。

「……ま 正直俺達には関係のねぇ話だが、一宿一飯の礼だ。どうして欲しいか言ってみろ」と、三蔵。そして、「あの娘を助けてくれ!」と村人が叫んだ瞬間、悟浄がすかさず妖怪の首を跳ね飛ばす。玲に駆け寄る村人たちを、4人は静かに見つめています。

「ーーー確かに…異国だろうが異文化だろうが、そこに在る物自体は大して変わらんな」

「ま、それを言うなら俺たちだって何処行ったって変わんねェけどな」

この並びの……安心感……。「逃げたネズミもしっかり踏み潰しといてやるよ。ついでだからな」と、かっこいい捨て台詞を吐いてジープに乗り込む悟浄。4人はそのまま村を出、西へ向かうためジープを走らせます。タムロは去っていく4人を見て「なんだか……まるで突風みたいだ」と微笑むのであった……。

shot,2 序幕

万年桜の下で一杯やっている観世音菩薩。そこへやってきたのは、慌てた様子の次郎神。次郎神は、ナタクが忽然と姿を消し天界が大騒ぎになっていると告げます。ナタクが座っていた無人の椅子を見つめながら、「嵐が来る」と菩薩がポツリ。

その頃、ナタクの失踪など知りもしない現世の三蔵一行は、慣れないロッククライミングに精を出していました。ゼイゼイ言いながら黙々と岩場を登る三蔵と八戒。そして文句タラタラの悟浄。悟空は重そうなリュックを背負っていますが、こちらは軽々と岩場を登っています。

「文句ばっか言ってんなよ悟浄~~~三蔵でさえ黙って頑張ってんだからさ」

「コイツは黙ってんじゃなくて息が上がって物も言えねェだけだろーがッ」

悟浄が三蔵に悪態をついた瞬間、その顔スレスレに銃弾が!発砲したのは三蔵……かと思いきや、崖の天辺で待ち伏せしていた妖怪たちでした。不安定な岩場を物ともせず、妖怪をぶっ倒していく三蔵一行。妖怪を倒し尽くすと悟空はリュックを開け、かなり雑に仕舞われていた三蔵の金冠を取り出します。

「三蔵、この金冠いらないんなら、もー捨てれば?」

「いらなかねーよッ、馬鹿か」

悟空から金冠を奪い取り、頭に乗せる三蔵。無事ロッククライミングを終えた4人は、崖の上でもう何度目かの夕日を眺めるのでした。

ーーー場面代わって吠塔城。

玉面公主と紅孩児が、突然姿を消した你健一について話しています。紅孩児は「…あのいい加減な男の事だ。ここでの実験に飽きて放り出したとしても不思議はない」と推測しますが、玉面公主は言います。

「あの男は自分から蘇生実験を売り込んで来たんですもの。アタシとこの城の施設を利用してまで。叶えたい目的をあの男は持っているのよ」

その你健一が戻るまで蘇生実験は一時中断。玉面公主は紅孩児に恒天経文を奪取するよう言いつけ、「三蔵一行には天才化学者が生んだ『秘密兵器』と遊んでもらうわ。命がけでね」と不穏なことを言い出します。

Shot,3 天葬

場面変わって、またまた妖怪の襲撃を受けている三蔵一行。難なく妖怪を倒し終わり、モテ期がどうのこうのと無駄話をしているたところへ、突如、禿鷹の群れが襲来!

が、禿鷹は三蔵たちに目もくれず、先ほど倒した妖怪の死体に群がりその屍肉を喰らい始めました。「妖怪を食ってやがる……!!」とドン引きする4人のもとに、妖怪と思しき一人の男が近づいてきます。自らを「守り人」と名乗った男、淀仁(てんじん)は、鳥葬に理解を示した八戒をナンパ。が、足元の石につまづき、そのまま崖下に転落。八戒は一応「スイマセーン、僕ら先を急ぐので失礼します~~~!!」と声をかけますが、その声は聞こえているのかいないのか。

丘を下り、村にやってきた三蔵たち。飯屋で食事をしながら、先程の男について話しています。「いくらモテ期だからってよ、妖怪のオッサンから茶に誘われるとはな」と悟浄。「お茶くらい飲んでもよ良かったじゃん?」と悟空。「お前らはともかく、俺が妖怪と茶ァ飲んでたらおかしいだろうが」と、三蔵。

そこへ村人たちが怖ず怖ずと近づき、「是非とも我々に有り難い経を詠み与えてはくださいませんか!」と三蔵に懇願。営業モードになった八戒は「しかし、この村には宿がないようですし、逗留は難しいかと」などと渋ってみせ、村人が自主的に「宿の世話をさせてくれ」と言い出すよう誘導。そのやり方に、悟浄と悟空も「本物の三蔵一行なのに詐欺集団ぽいのはなんでだろーな……」と、ツッコまずにいられません。

読経する三蔵を「本物っぽーい」と言いつつ、見守っている悟空・悟浄・八戒。村人たちは、最近この村で不吉な「神隠し」が続いていたため、三蔵の経を有り難がります。神隠しは淀仁の仕業に違いないと信じている村人たちは、淀仁を丘から追い出してくれないかと八戒たちに頼みます。八戒たちは仕方なく淀仁の元を尋ね、村人たちの意見を伝えて移住を勧めますが、本人は拒否。が、三蔵は「望みどおり忠告はしてやったんだ、後は俺達に関係のねえ事だろ」と、これ以上深入りしない姿勢。

一方、禿鷹たちを見上げながら淀仁と話している悟空。「そっか、コイツらここで飼われてるワケじゃないんだよな。こんなに沢山、何処に帰んだろ」と、無邪気に空を見上げます。淀仁はそんな悟空に対し、こんな問いかけを。

「そうだね……じゃあ魂は何処に還ると思う?ーーー例えば君や君の大切な人達が死を迎えたとして その魂は何処へ行くと思うかい?」

「……タマシイとかそうゆうのはよく分かんねーけど死んだらそれでオシマイってゆーか……てか今は、死んだ後の事考えるよりか生きてくの頑張んなきゃみたいな」と、答える悟空ですが、その答えが腑に落ちない様子。

翌朝、悟空は宿の女性に言付けを残し、単身、淀仁に会いにいきます。朝食をとりながら悟空の帰りを待っていた三蔵たち。が、先日、悟浄が鳥葬場の近くで埋葬品と思われる子供用手袋を拾っていたと聞いた三蔵は、すぐさま村人にスコップと男手を用意して自分たちを埋葬場へ案内するよう命じます。八戒は三蔵に同行し、悟浄は急ぎ淀仁の元へ向かうことに。

埋葬場に到着した三蔵と八戒。が、墓を掘り返してもそこは空っぽ。土葬した遺体は、淀仁が禿鷹の餌にするため掘り返していたのです。

「ーーー他人の倫理を侵したら、それはもう理念なんかじゃねぇ。たとえ相手が死者でもな」

そのころ、淀仁の小屋にいた悟空は、薬入りのお茶を飲まされ体の自由を奪われていました。淀仁は悟空にナイフを突きつけますが、間一髪駆けつけた悟浄が淀仁の腕を切り落として悟空を救出。悟空は、穏やかな表情で淀仁に昨日の問いの答えを告げます。

「……俺さ、昨日あんたに言われた事…よく考えてーーーもし…俺の、俺の大事な人が死んで、その魂がどこに行くかなんて分かんねーけど…でも……どこに還ってもどんな形になっても きっとずっと俺の中にいるよ」

悟浄は動けない悟空を背負い、丘を下ります。

「ーーーったく、バカ猿が。」

「……うん バカでごめん」

「誰かが死ぬ事より、てめぇが生きる事のが大事だろーが」

「うん」

「…ホントごめん」

(ーーー自分でもなんであんな風に思ったか分かんねーけどーーー誰かに伝えたかったんだ)

「バカのくせにややこしい事考えんなっつの。生きてりゃ帰る場所なんざそこにあんだろバーカ。」

ぶっきらぼうな悟浄の言葉。悟空が顔をあげると、そこにはジープで待機している三蔵と八戒の姿が。2人の姿を見て、悟空は思わず泣いてしまいます。

(俺を支えてくれる大事な 大事なーーー)

Shot,4 恒天1

冒頭からいきなり天地開眼経文の伝承を解説しはじめる八戒。解説をはじめたのは妖怪の襲撃を受け、悟浄が「もー面倒だから経文放り投げてトンズラしねぇ!?」と言い出したからでした。

三蔵「放り投げるなら物の価値の分からんクソ河童にしておけ」

悟空「重いからあんま遠くまで飛ばせないと思うけど」

悟浄「……本気で投げ飛ばす気になってんじゃねーぞ猿」

八戒「駄目ですよ悟空 ほら今日は火曜日ですし」

三蔵「成程、粗大ごみの日じゃあねえな」

そんな軽口を叩きながら妖怪たちを倒していく4人。悟空と八戒は、経文を作るだけ作って丸投げした釈迦にツッコミ、悟浄は「釈迦だかシャケだか知らねーが仏サマってのは俺らよりイイ加減なモンだな」などと言う始末。三蔵は「ーーーまぁつまりはハナからそんな奴らに口出しはさせねえって事だ」と言い、4人は妖怪の屍に背を向け歩き出します。

三蔵たちに噂された「いい加減な仏サマ」は、その頃、天界で盛大なクシャミをしていました。天界ではまだナタクの捜索が続いていますが、相変わらず目撃情報は皆無。竜王敖潤の手記を読んでいた観世音菩薩は、五百年前に李塔天一派の謀反として処理された「斉天大聖にまつわる災事」において、その首謀者・李塔天のバックに何か大きな力が動いていたという確信を得ていました。そして、ナタクの失踪から再びその「何か」が動き始めたという予感を感じ取っていたのです。

その頃、三蔵一行を乗せたジープは標高三千五百メートルの山道を走行中。三蔵と悟浄は高山病に襲われ、頭痛と吐き気でグロッキーに。そしてついに半妖の八戒までもが高山病で運転不可の状態に陥ります。そこへタイミング悪く襲来する妖怪の集団!悟空はバックで遠ざかるようジープに指示を出し、自身は妖怪の相手をするため車内から飛び降ります。
この冷静な判断力……。さすが最遊記 RELOADで最も成長した男……。

が、そこへ「伏せろ少年!」という声。伏せた悟空の後方から無数の銃弾が放たれ妖怪に被弾。

悟空が振り返ると、そこにいたのは武装した人間の一団。ハッサンと呼ばれた男はジープでぐったりしている三蔵の法衣を見て肩の経文へ手を伸ばしますが、「ーーー触んじゃねえ」と凄まれ、その目を見た瞬間この男が正真正銘の三蔵法師であると確信します。「こちらを本部へご案内するぞ、丁重にな」と、ハッサンは仲間に指示。彼らは自らを「恒天部隊、紗烙三蔵法師直属の救護隊」と名乗ります。

本部へやってきた三蔵一行。ハッサンに高山病の薬をもらい体力も無事回復。そして案内された一室で、ついに今代最後の三蔵法師、紗烙三蔵とご対面!が、紗烙はどこからどうみても女でした。悟空と悟浄は紗烙が女であることに驚きを隠せない様子。

全身に残る傷跡、着崩した法衣、そしてドSなこの目つき……ついに最遊記にも登場してしまいましたよ、CV.勝生真沙子かCV.小山茉美な女性キャラが!

紗烙と三蔵は出会い頭に銃を突きつけ合い、フッと笑って「第二十八代羅漢紗烙三蔵だ」「第三十一代目東亜玄奘三蔵」と自己紹介。

銃を担ぎながら、「……ようこそ西域へ、歓迎するぞ玄奘三蔵一行」と不敵な笑みを浮かべる紗烙を見て、「三蔵法師ってさ」「文字通りぶっそうなんですね……」と素直すぎる感想を述べる悟空と八戒。ここで最遊記 RELOAD BLAST1巻、完!

というわけで、ついに始まってしまった最遊記 RELOAD BLAST。ナタクの失踪、紗烙の登場で物語が大きく動き出しそうですが、本巻の見どころはやはりShot,3「天葬」の悟空でしょうか。この「きっとずっと俺の中にいるよ」発言も、最遊記無印、RELOAD、外伝を読んでからだと、また一段と感慨深い。さすが悟空……さすが最遊記 RELOADで最も成長した男……。

Shot,2.5 混沌

最遊記 RELOAD BLAST1巻には、巻末に「混沌」というおまけ漫画が収録されています。ロッククライミング中に崖から転落した悟空と三蔵。激突した衝撃で2人の中身が入れ替わってしまったから、さあ大変!

「こういう場合、定番の対処法といったら…これしか思いつきませんが」と言いながら、三蔵と悟空と、なぜか悟浄まで崖の上から突き落とす八戒。さすがドS!そのさい、巻き添えにされた悟浄に服を捕まれ、結局4人とも崖下に転落してします。すると今度は、三蔵が中身八戒、悟空が中身悟浄、悟浄が中身悟空、八戒が中身三蔵になり、もう何が何やら分からない事態に。この何が何やら分からない状況は、説明しても何が何やら分からないと思うので、ぜひコミックで!

▼関連記事

最遊記 RELOAD BLAST2巻のあらすじ&感想はこちら!

三蔵と紅孩児が激突!最遊記 RELOAD BLAST2巻のあらすじ&感想

SPONSORED LINK

あわせて読みたい



トップへ戻る