遮光1級のカーテンライナーを付けると部屋の保温性は上がるのか

カーテンライナー1

超合理的思考ミニマリストな私の自宅には、長年カーテンがありませんでした。が、先日、掃き出し窓にカーテンライナーを取り付けました。なぜ今さら……?と思うかもしれませんが、昨年の12~2月、室温が低すぎるせいで頻繁に体調を崩し、そろそろシャレにならなくなってきたからです。あと、近場に高層マンションが建設されてしまい、窓に目隠しをしないと部屋を覗かれる恐れが生じたためです。

窓にカーテンライナーを取り付けよう

今回、購入したカーテンライナーは、「1級遮光後付カーテン・シャディング」。カーテンメーカー「サンローズ」が販売している商品で、全国のホームセンター等で購入できます。素材は、表がポリエステルで、裏がアクリル樹脂コーディング。フリーカット可の商品なので洗濯しても生地が解れず、ネットに入れれば洗濯機で丸洗いも可能です。生地が薄くて軽いので、洗濯後ハンガーにかければ室内干しもできる。

当初は普通のカーテンを購入するつもりだったんですが、高価だし、かさ張るし、やはり洗濯も面倒くさそう。そこでカーテンの代用になる商品はないかとホームセンターを探し回った結果、一番良さげだったのがこのカーテンライナーでした。生地が遮光1級なので、日中はしっかりと太陽光をシャットアウトしてくれるところも嬉しい。

このサンローズのカーテンライナー、サイズは下記5種類。今回は掃き出し窓に取り付けるので、1番大きな「幅150×丈228センチ」を購入。

  1. 幅100×丈133cm
  2. 幅100×丈228cm
  3. 幅150×丈133cm
  4. 幅150×丈176cm
  5. 幅150×丈228cm

購入後、一度洗濯してから実際に取り付けるてみると、こんな感じの仕上がりに。

カーテンシャディング1

ご覧の通り、掃き出し窓を完全に隠すには、幅150×丈228センチが2枚必要です。私の目的はあくまで「目隠し」なので、窓の三分の二が隠れれば十分かと思い、1枚のみ取り付け。

余った丈部分はカットせずに丸め、両端を洗濯バサミでとめています。こうすると丸めた部分が重石代わりになり、クーラーの風が当たっても裾がバッサバサ動きません。

カーテンライナーを木枠に直どめする

市販されているカーテンライナーのほんとどは、アジャスターフックを使ってカーテンレールに取り付ける仕様になっています(下写真)。

カーテンシャディング2
出典:http://www.sunrose.co.jp/

しかし、カーテンライナーにアジャスターをつけてレールのランナーに引っ掛けると、窓とカーテンライナーの間に隙間ができてしまう。隙間が空くと当然そこから冷気が入ってくるので、今回は掃き出し窓を囲っている木枠に安全ピンで直どめしました(下図)。

■イメージ

カーテンライナー3

カーテンライナーは生地が薄いので、安全ピン4つを等間隔に打てば、しっかり固定できます。窓の湿気で錆びないよう、安全ピンはステンレス製をチョイス。

カーテンライナー1枚で室内の保温性は上がるのか?

今回購入したカーテンライナーは生地裏がアクリル樹脂コーディングになっていますが、断熱カーテンライナーではありません。そのため、窓に取り付けても室内の保温性は上がりませんでした。

今までは一年中カーテンなしの部屋で過ごしていたので、12月後半~2月までエアコン暖房を上限32度でフル稼働しても、室内の体感温度は約20度くらいでした。カーテンライナーをつけてからは、掃き出し窓の三分の二の冷気が(ごくわずかに)シャットアウトされるようになりましたが、暖房30度で室内の体感温度20度くらい。ほとんど変わってない。クソ寒いです。保温性を高めたい場合は、厚手のカーテンと併用しないと厳しいかも。

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