冷蔵庫がない我が家、食料品はすべて玄関付近に設置した食品棚で管理をしています。なぜ玄関かというと、自宅内で一番風通しがよいから。ほどよく隙間風の入る玄関付近、じつは食料品の保存場所にうってつけなのです。
食品棚は無印良品のポリプロピレン収納ラックを重ねて作ったもの。6段重ねで、高さは約140センチ。
画像では上下段見切れてますが、実際の並びは上から薄型、深大型1、深大型2、深大型3、深大型4、深大型5。スーパーで購入した食料品は外装を洗い、水気を拭き取ってからこの棚に仕舞います。ラックの上3段に入る量が約2週間分のストック。
天板
一番上の棚、天板に置いてあるのはティファールのソースパン16センチ2個と洗濯用液体洗剤、ジップロックSSサイズ。
ティファールのソースパンは、炊飯用とおかず用。我が家にある鍋はこの2つだけです。
ジップロックは外出するさい、クレジットカードやキャッシュカードを入れたりします。要は財布の代用ですね。防疫の基本は洗浄と使い捨てなのでコロナ流行以降、洗えない財布を捨ててジップロックを使うようになりました。
洗濯用洗剤、ボディーソープなどのストックも、台所や洗面所ではなく食品棚に。一箇所にまとめておくと買い忘れが防げます。
1段目
食品棚の1段目に入れてるのは、生米と調理道具・カトラリー、ウェットティッシュ、レトルト食品。
カトラリーはセリアのメラミン製。無印良品のトレイにまとめています。大さじやシリコンスプーン、鍋つかみもここに。
右には、掃除に欠かせないウェットティッシュの大量ストック。宅内の掃除をウェットティッシュで行なうため消費量が半端ないのです。食器やシンク、玄関、浴室、トイレ周りの掃除も全部これ。理由はスポンジやブラシより衛生的だから。
米の銘柄はそのときの気分で変えていて、今は大好きな新潟県産コシヒカリと北海道産ゆめぴかり。購入するのはいつも、外装が米櫃になる2キロタイプです。
米の横には、レトルトの五目ちらしの素。これは食事の用意が億劫なとき用。
疲れてヘロヘロの身体にレトルトのカレーや親子丼は重すぎるため、お酢で口がさっぱりするちらし寿司を。すしの素は国産野菜を多数使用しているミツカン派。
2段目
2段目に入れているのは主に調味料。それから、おやつ作りに必要な薄力粉ときなこ。あと乾物。薄力粉はハローデイの九州産です。
常備している調味料は醤油、みりん、酒、塩、砂糖、顆粒だし。それからベーキングパウダー。サラダ油や酢などは必要になったときだけ購入。どれも棚の高さに合わせ、400〜500mlボトルのものを買っています。出し入れがしやすいよう、無印良品のポリプロピレンメイクボックス(1/2)に入れて。
右奥には乾物。コスパの良い切り干し大根はマストです。用途の広いきな粉も常時しておくと便利。
3段目
3段目に置いてあるのは、2段目に入りきらなかった薄力粉。それから食器、ボディーソープと常備薬のストック。左下のモザイクは自宅の鍵です。
食器は軽くて丈夫、かつ手入れがしやすいメラミン製で揃えています。一番使用頻度が高いのは、中サイズの麺鉢。これも取り出しやすいよう、無印良品のポリプロピレンメイクボックスにイン。
自宅の鍵や常備薬など細々したものも、ここにまとめています。
4段目
4段目に置いてあるのは卵。冷たい空気は下に溜まるので、できるだけ床に近い場所へ置いています。
5段目
5段目は空。床に近く、埃が入りやすいためここに食料品は置きません。
これが我が家の食品棚の中身。棚内の食料品で毎日食事を作り、消費した分を都度買い足して常に一定量の備蓄がある状態にしています。つまりローリングストック。台風や寒波がくる前は少し多めに買い足して、万が一に備えます。
ローリングストックについて知りたい方へ:農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/network/rolling.html
思い返せば、冷蔵庫を捨てたのが約10年前。未だに「ないと大変でしょ?」と聞かれるけど、そのたびに「楽でいいですよ」と答えています。災害大国の日本、私の住む福岡県は地震こそ少ないけど、台風は頻繁に到来する土地柄です。もし停電したら冷蔵庫内の食料品は全廃棄。こうしたリスクを抱えながらの生活は私にとってストレスでしかなく……。だから持たない方が気が楽なんです。
常温保存可能縛りの炊事にも慣れ、痛みやすい食料品の判別だって今ではお手のもの。あれこれ買わなくても、米と薄力粉と調味料一式、あと乾物少々さえあれば日々の食事に困らない、ということも分かりました。こうした経験が役立つ機会がこの先、来ないに越したことはありませんが知っておいても損はなし。それこそ、備えあれば何とやらです。