最近、ほぼ毎日ホットケーキを焼いています。値上がりと減量、原料原産地偽装ばかりの市販菓子を買うのに嫌気がさし、国産材料でおやつを拵え始めたのが去年の秋ごろ。薄力粉と卵、砂糖、ベーキングパウダー、水で作るホットケーキが美味しすぎて、もう毎日これでいい!となりました。気に入っている生地の配合がこちら。
材料
薄力粉 大さじ8(120g)
砂糖 大さじ3(45g)
ベーキングパウダー 小さじ2/3(約3g)
水 大さじ4(60ml)
卵 1個(約65ml)
自家製ホットケーキの作り方
まずは生地作り。ボウルに卵と砂糖を入れ、白身を切るようにしてよく混ぜます。
ここに薄力粉とベーキングパウダー、水を加え、さっくりと混ぜます。私はいつも薄力粉を振るわずに入れ、ヘラの背でダマを潰しながら混ぜています。ダマがあってもきちんと膨らむので、それほど神経質にならなくても大丈夫。大雑把に作ってもちゃんと美味しいのがホットケーキのいいところですね。
ヘラですくって生地を落としたとき、軽く跡が残るくらいの固さになればよし。卵のサイズがまちまちなので固すぎたら水を、ゆるすぎたら薄力粉を少量足して調節します。薄力粉を足しすぎると焼き色がつきにくくなるので注意。
さあ、生地ができたら余熱したフライパン(画像はティファールのソースパン)に適量を流し入れ、弱火でじっくり焼いていきます。ひっくり返すタイミングは、ホットケーキが少し膨らみ、表面に小さな気泡が浮かんでデコボコしてきたころ。少し早いかな?くらいでちょうどいいです。
完成したホットケーキがこちら。今日もきれいなきつね色に焼けました。
中は、この通りふかふかです。薄力粉+牛乳で作るとシャクシャク食感のホットケーキになりますが、薄力粉+水だとひたすらにふわふわ。
余談ですが、ホットケーキ生地に「みりん」を少量加えて焼くとバターや牛乳不使用でも、かなりしっかりした焼き色がつきます。これは上記レシピの水大さじ1を同量のみりんに置き換えたもの。焼き色が、きつねからたぬきになりました。
みりんありレシピ
薄力粉 大さじ8(120g)
砂糖 大さじ3(45g)
ベーキングパウダー 小さじ2/3(約3g)
水 大さじ3(45ml)
みりん 大さじ1(15ml)
卵 1個(約65ml)
ホットケーキ生地にみりんを加えると、後味がどことなく饅頭の皮っぽくなります。そして生地に粘りが出るため、ひっくり返すときの難易度があがります。ホットケーキの右奥がふにゃふにゃになっているのはつまり、そういうこと。テフロン加工の鍋に油をしかず、シリコン製フライ返しでひっくり返すと生地が引っ付いて毎回こうなるのです。
あと最後に。生地の固さを調整云々のところで書いた、薄力粉を足しすぎてあまり焼き色がつかなかったホットケーキの例。
ホットケーキ作りを始めて間もないころ、配合を色々と試していた時期によくやりました。今は生地の色味でおおよその焼き色が分かるから、慣れってすごい。