福岡県の郷土料理、ふなやきとべたもちを作りました。
ふなやきは薄力粉と塩、水を混ぜて薄く焼いたものに黒砂糖を入れ細長く巻いた菓子。
べたもちは同じ材料を菱形にして茹で、きな粉と和えた菓子。どちらもバターなし、牛乳なし、その他冷蔵品不使用。常温保存可能な食材だけで作れる、素朴で味わい深いおやつです。
ふなやき
材料
薄力粉 大さじ10
水 大さじ12
塩 少々
黒砂糖 好きなだけ
※洗い物を減らすため、計量はすべて大さじを使用しています。
まずは薄力粉と塩、水を混ぜて生地を作ります。卵を入れるレシピもありますが、私は入れない派。固さはこのくらいで、かなりゆるめ。
生地ができたら、熱したフライパンに薄く丸く伸ばして両面を焼きます。今回の分量だと、直径約10センチ(一枚あたりの分量大さじ1)が11枚焼けました。焼き上がった生地の真ん中に粉末黒砂糖を置き、棒状に巻いたら完成。上白糖やきな粉、餡子、ジャムなどで作っても美味しいです。
べたもち
材料
薄力粉 大さじ10
水 大さじ3と1/2
塩 少々
【A】
きな粉 大さじ2
砂糖 大さじ2
塩 少々
こちらも、まずはもち(生地)作り。ボウルに薄力粉と塩を入れ、少しずつ水を加えながら耳たぶ程度の固さになるまで捏ねます。
もちを少量ちぎって丸め、横に伸ばして長方形にしたら、その対角を指でつまみ左右に引っ張りながら菱形に成形。麺棒で伸ばして菱形に切るのが一般的らしいのですが、母は手で伸ばしていたので私もそうしています。
菱形にしたもちを熱湯に入れ、茹でること約3分。浮いてきたもちの水気を切り【A】と和えたら完成。
きな粉と和えず、皿に盛ってぜんざいをかければ、ほっとあたたまる冬のおやつに変身。あつあつモチモチのうちに、いただきます。
切り干し大根と一緒に煮れば、ものすごく美味しい間食に。色々なアレンジが楽しめるのも、シンプルな食材で作るからこそですね。
切り干し大根とべたもちの煮物
材料
切り干し大根 30g
水 大さじ13(約200ml)
べたもち 好きなだけ
【A】
醤油 大さじ1
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ1
酒 大さじ1
だしの素 小さじ1
以下、作り方。まずは切り干し大根を軽く水洗いして、200mlの水に5分浸けてもどします。鍋に切り干し大根(戻し汁ごと)とべたもちを入れ、【A】を加えて中火で約10分煮たら完成。もちにほんのり甘い煮汁が染みて、やみつきになる美味しさです。
煮物に使用したのは矢野青果の宮崎県産せんぎり大根。30gで税抜98円。肉厚で食べ応えがあるため、スーパーで買うときはいつもこれ。
ふなやきとべたもちの調理には、ハローデイの九州産薄力粉を使っています。800gで税抜138円。産地記載のある薄力粉は、このご時世とても貴重ですね。これからもお世話になります。