10月7日、モーニング娘。’16の新曲「そうじゃない」のフルMVが公開されました~~~。文面からやる気が1ミリも感じられないのは、出来の良し悪し以前にコンセプトが破綻しており、私には全く刺さらなかったからです。
「そうじゃない」のMV、明度落としすぎてメンバーが識別できない
先日のハロステでワンコーラス公開された「そうじゃない」のMV。昨日、Promotion Editがフル公開されましたが、再生回数あまり振るいませんね。まあ、繰り返し何度も観たくなるようなMVでもないしな……。
それ以前にこのMV、花澤香菜「微笑みモード」MV丸パクリじゃないですか。ロケ地が同じなのはまだ良いとしても(NTT幕張ビル)、マネキンとか幾何学のやつとか、完全に意識して作ってるでしょ。それともスタッフの中にアニオタがいるんですか?いんのかオラ。
好きか嫌いかで言えば、私はこのMV嫌いです。最近のハロプロはMVで明度落とすのがオシャレだと思ってるらしく、そうじゃないMVもガツンと明度落とされて画面がずっと暗い。これだけ暗いとメンバーの見分けがつかないので、一般人向けプロモーションツールとしての役割はほとんど期待できないと思います。完全に機能不全。特に生田・小田・羽賀・野中は、ぱっつん前髪ロングで髪型かぶってるし。絶対「お前誰だよ」ってなるでしょ。
MVは一般人に顔を覚えてもらうチャンスでもあるのに、なぜその貴重な機会を棒に振るような事するんでしょうか。この辺の作り込みの甘さ、個人的に全く理解できません。しようとも思わないけど。
制作陣が思ってるほどファンは賢くないんだぜ……
今回、こんなコンセプト意味不明なMVを投げつけられ、ファンが「???」と混乱している様子はYou Tubeのコメント欄からもひしひし伝わってきます。
映像からはMVのコンセプトらしきものが微塵も伝わってこないので、ファンが「???」と混乱するのも至極当然。大体、近未来っぽい雰囲気を漂わせている割に、近未来的なイメージを与えるアイテムが全く出てこないから(ソロカットのCGくらい?)、見ている方としては凄くふわ~っとしたイメージしか掴めないんですよね。
そもそも「そうじゃない」について、キャンギャル風の衣装着た浅倉大介プロデュースの女性ユニット(※モーニング娘。’16)がつんく節の炸裂しているド変態スペイシー歌謡曲を歌い踊っているのがコンセプト、とだいぶ間違った解釈をしていたんですよね私は。そうした解釈をしている人間に向かっていきなりこんな訳の分からないMVを寄越されても余計「???」となるだけであってですね……。結果「そうじゃないは曲も衣装もMVもクソ!!」という結論に至ってしまう私は悪くない、悪くないよ私は。
MV内の例のシーンについて
ファンがざわざわしているあのマネキンシーンも、見た瞬間「メンバーを棒立ちさせるだけじゃなく、なんでもっと凝らないの?」と思いました。
「そうじゃない」みたいな近未来系MVに欠かせないアイテムは、白塗りのアンドロイドか、地面から浮いている系の乗り物と相場は決まってるので、もっと分かりやすいアイテムを使った分かりやすい映像だったら、MVの評価も違ったものになったはず。
つまり結局何が言いたいかというと、ファンも一般人も制作陣が思ってるほど賢くないので、あまり難解なMVを作るべきではない、ということです。インパクトで押し切り「なんかすげえもん見た!!」と思わせるクオリティの作品作れるんだったらコンセプト破綻させて多少難解にしても良いけど、ハロプロには絶対無理でしょう。
ビョークの「All is Full of Love」とかUTADAの「You Make Me Want To Be A Man 」も「そうじゃない」MVと一見似たようなコンセプトですが、こちらは一目で「近未来!」と分かる。やっぱりアレですよ、白塗りのロボット出してないせいだわコレ。あ~~~ロボット成分が足りないせいだわ~~~ロボットだわ~~~