白湯を美味しく飲むためのアレンジレシピ

レモン白湯_1

身体にいいのは分かるけど、白湯を無味のまま飲むのって結構しんどくありませんか?というわけで、私が普段やっている白湯のアレンジレシピのご紹介です。白湯じゃないものも何個かあります。

レモン白湯

ポッカレモンフレッシュ外装

強烈な酸味でおなじみレモン果汁を白湯に数滴加えると、あっという間に「レモン白湯」のできあがり。レモンに含まれるクエン酸・ビタミンCには疲労回復効果と美白効果があるため、レモン白湯をこまめに飲めば、疲れにくい身体と透明感のある肌が手に入ります。

ビタミンCには、酸化型ビタミンC(デヒドロアスコルビン酸)と還元型のビタミンC(L-アスコルビン酸)の2種類があり、これまで酸化型ビタミンCは加熱調理をすると成分が壊れてしまうと考えられてきました。しかし、この2種類のビタミンCは、どちらも体内で代謝されていく過程で分解される物質。つまり、加熱調理によって成分が壊れたり、栄養が損なわれたりすることはないのです。熱い白湯にレモン果汁を加え飲めば、ビタミンCの成分はそのまま体内に吸収されていきます。

■レモンの美容効果

・肥満ホルモン「レプチン」を減少させ、メタボを予防

・血管の硬化を防ぎ、動脈硬化のリスクを低減

・レモンの香りに含まれる「d-リモネン」に精神鎮静効果があり、ストレス軽減に役立つ

レモン白湯を作るときは、市販のレモン果汁か、ドラッグストアで手に入るビタミンCの原料・アスコルビン酸の粉末を使うのがオススメです。生のレモンを絞る手間も省けますし、片付けも楽ちん。自宅に冷蔵庫がない人向けに、開封後でも常温保存可能な「プッシュレモン」という商品もありますので、自分にあったものを探してみてください。

レモン白湯の作り方

マグカップに200mlの水を注ぎ、ラップをせずレンジで1分加熱。これで熱々のお湯ができます。もちろん、ケトル等で沸かしても構いません。

白湯

できあがったお湯の中に、レモン果汁(アスコルビン酸でも可)を好きなだけ加えます。今回は、先ほど紹介したポッカレモンの「プッシュレモン」を使用。

レモン白湯_1

スプーンで軽くかき混ぜれば、「レモン白湯」の出来上がり!プッシュレモン自体の色が薄いので白湯にあまり色が付いていませんが、飲むとしっかりレモンの味がします。

レモン白湯_2

ハチミツ白湯

サクラ印カナダ産純粋はちみつ

甘いものが欲しくなったときは、白湯にハチミツを加えて作る「ハチミツ白湯」がオススメです。ハチミツには、ミネラル・ビタミン類が多く含まれているため、乾燥肌・野菜不足気味の人にうってつけ。女性の天敵「むくみ」を予防するカリウムも豊富で、体内に溜まった水分をスムーズに排出する手助けをしてくれます。

■ハチミツの持つ美容効果

最近、スーパーやドラッグストアで中国産ハチミツの取り扱いが増えていますが、個人的には、栄養価が高く風邪予防効果のあるニュージーランド産のハチミツ「マヌカハニー」がオススメ。私はサクラ印のカナダ産はちみつを普段使いにし、ちょっと贅沢したくなったときマヌカハニーを使っています。マヌカハニーには、「メチルグリオキサール」と、抗炎症成分「シリング酸メチル」が含まれており、こまめに摂取すると風邪やインフルエンザ予防にもなります。

ハチミツ白湯の作り方

マグカップに200mlの水を注ぎ、レンジで1分加熱します。

白湯

お湯の中に、ハチミツ大さじ1を加えます。

ハチミツ白湯_1

スプーンでかき混ぜ、底に溜まったハチミツを溶かしたら「ハチミツ白湯」の完成!

ハチミツ白湯_2

ちなみに、この「ハチミツ白湯」にレモン果汁を加えると、甘酸っぱい「ハチミツレモン」ドリンクになります。

しょうが白湯

白湯アレンジ_しょうが

冷え性を改善してくれる「ショウガ」のスライスを白湯に入れると、スパイシーな「ショウガ白湯」のできあがり。飲み続けると、ショウガのピリッと感が段々クセになってきます。もしも飲みにくければ、ここにハチミツを加えて味をまろやかにしてもOK。

■ショウガの美容効果

・ショウガに含まれる「ショウガオール」に殺菌作用があるため、風邪予防になる。

・ショウガの持つ血行促進効果が、冷え性を改善してくれる。

ショウガ白湯の作り方

マグカップに200mlの水を注ぎ、レンジで1分加熱。白湯の中にショウガ(スライスなら1枚、チューブなら小さじ1杯、粉末なら大さじ1杯でもOK)を加えて混ぜれば、「ショウガ白湯」の出来上がり!

オリーブオイル・べに花油白湯

BOSCOオリーブオイル150g

オレイン酸・ビタミンEが豊富なことで知られるオリーブオイルと、べに花油。これらの油を少量、白湯に混ぜると、慢性便秘解消効果のある「オイル白湯」のできあがり。オリーブオイルに含まれる酸物質が鈍った腸のぜんどう運動を活発にしてくれるため、頑固な慢性便秘の改善が期待できます。

■オリーブオイル・べに花油の美容効果

・ビタミンEが体内の血行を促進、活性酸素を抑制してアンチエンジング効果が得られる

・オイルに含まれるビタミンEが認知症を予防

オイル白湯の作り方

マグカップに200mlの水を注ぎ、レンジで1分加熱します。

白湯

白湯の中に、小さじ1杯のオリーブオイルを加えます。オイルなので全くお湯に溶けませんが問題ありません。

オリーブオイル白湯_1

スプーンで軽くかき混ぜれば「オリーブオイル白湯」の完成!白湯が冷えるとオイルが喉に張り付いてオエッ!となりますので、温かいうちに飲み干すようにしてください。

オリーブオイル白湯_2

なんちゃって葛湯

片栗粉と砂糖

「それ、もう白湯じゃないじゃん!」と言われそうですが、私が一時期狂ったように飲んでいたのが、白湯に片栗粉と砂糖を加えて作る「なんちゃって葛湯」です。とろりとした食感、そして、じんわりとした和三盆の甘さが口の中に広がる飲み物、それが葛湯。しかし、葛は高価で頻繁に買えない。そこで登場するのが片栗粉。

なんちゃって葛湯の作り方

まず、マグカップに砂糖5gを入れます。甘めが好きな方は砂糖の量を増やしてもOK。

なんちゃって葛湯_1

次に、片栗粉大さじ1を入れます。

なんちゃって葛湯_2

ここに200mlの水を注ぎ、よく混ぜてからレンジで1分30秒加熱。レンジから出したあと、スプーンでかき混ぜれば「なんちゃって葛湯」の完成!

なんちゃって葛湯_4

レンジを使わず、ケトルなどで湯を沸かす場合は、下記画像のように砂糖と片栗粉を少量の水で溶いておいてください。片栗粉に直接熱湯を注ぐとダマになるので注意。

なんちゃって葛湯_3

この「なんちゃって葛湯」も、オリーブオイル白湯と同じく、熱いうちに飲み干すようにしてください。冷めると、とろみが無くなってただの片栗粉湯になります。抹茶や小豆、きな粉を加えると、デザートドリンクとしても楽しめますよ。