ページ単位で読まれるブログは、回遊率を上げるために記事下に関連記事を挿入している人がほとんどだと思います。でも、どれだけ関連記事を表示させても肝心のタイトルで訪問者の興味を引けなければ効果なし。ブログで読まれやすい記事タイトルのつけ方とは?
目次
現在ネットで主流になっている記事タイトルの付け方4パターン
いまネットで主流となっている記事タイトルが以下の4パターンです。
リストタイトル
リスティクル(リスト+アーティクルの造語)と呼ばれ、主にまとめ記事などに用いられることが多いのがこの手法。閲読性が低いネットのメディアでは長々と1つの項目について書くよりも複数の項目と説明を端的にまとめた短い文章が好まれます。
しかし、最近はネット上でリストタイトル記事を頻繁に見かけるようになったため、他ブログ、メディアと差別化できないなどの問題も。
共感・同調性の強いタイトル
以前「アクセスアップを狙おう!魅力的なキャッチコピー作成に役立つ3つのルール」というエントリーの中でも取り上げましたが、キャッチコピーにおいて共感・同調というのはとても重要な要素です。ブログの記事タイトルにかわいい、驚く、すごく便利!などの文言を盛り込めば、記事ごとのアクセスアップが見込めます。
タイトルでユーザに質問を投げる
質問タイトルはSNSで拡散されやすいことから、ネット上でもここ数年で多用されるようになりました。
~ですか?~しますか?と質問を投げかけられるとコメントが残せるはてブやTwitterでのリツイートの数が増えやすい傾向にあります。SNSでバズらせたい記事などは、こうした質問タイトルを取り入れてみるのが良いですね。
タイトルに専門性を持たせる
これは、アラサー女性必見!とか、新社会人なら覚えておこう!といった具合に、記事タイトルでユーザーを絞込む手法です。
たとえば自分の得意分野で専門性の高い記事を書いた場合、初学者がその記事を見てもちんぷんかんぷんになり離脱してしまう可能性が高くなります。そのため事前にタイトルで対象者をふるいにかけておくのです。こうすることで記事のレベルに見合ったユーザーだけをピンポイントで確保できるため、離脱率が下がり同時に長期的なアクセスが見込めます。
アクセスアップが狙える記事タイトルの付け方
記事タイトルをつける際に、気をつけたいのは以下のポイント。
- キーワードプランナーで調べた検索キーワードを盛り込む
- 文字数はどんなに多くても30字まで
- タイトルは短く、簡潔に、わかりやすく
- ブログ内の記事と重複しないタイトルをつける
キーワードプランナーで調べた検索キーワードを盛り込む
キーワードプランナーで検索ボリュームを調べたキーワードをタイトルに盛り込むときは、できるだけキーワードを文頭にもってきましょう。
文字数はどんなに多くても30字まで
長過ぎるタイトルは検索結果に全文表示されず途中で切れてしまったり、Googleで勝手にtitleタグを編集されてしまうため、どんなに長くても30字以内に収めること。
タイトルは短く、簡潔に、分かりやすく
タイトルは主語と述語を近づけて簡潔にし、キーワードを盛り込みすぎないように注意しましょう。私が以前書いた「ほら見ろ!つんくから離れたらキュートの迷走が始まったぞ~エロくない℃-uteなんて℃-uteじゃない~」というタイトルには3回も℃-uteというキーワードが出てきますが、このように同一の単語を何度も繰り返し入れるのは検索エンジンに嫌われるタイトルなので、あまりおすすめはできません。
この記事は主題が「エロくない℃-uteなんて℃-uteじゃない」という内容なのでタイトルはあえてそのままにしていますが、検索上位を狙いたいなら同一単語の繰り返しは避けた方が良いと言えます。
ブログ内の他記事と重複しない記事タイトルをつける
同じテーマで記事を書く際、「第一回」や「vol.1」のようにタイトルをシリーズ化したくなることもあると思います。このブログでも「私の考えるモーニング娘。’16ブレイクのシナリオ」という記事をシリーズ化していますが、このような手法もSEO的にはあまり望ましくありません。
できればシリーズ化している記事でもそれぞれの記事タイトルは個別に設定し、文末に第1回…第2回などとつけるくらいに留めておくのがベスト。
どうしても記事タイトルが思い浮かばないときはタイトルメーカーを使うのもアリ
キーワードは決まっているのに記事タイトルが思い浮かばない!というときは、タイトルを自動生成してくれるジェネレーターを使ってみても良いですね。
バカ売れキャッチコピーを作成!プロ直伝のタイトルメーカー「メガトリ」
キーワードを詰め込みすぎるとグーグルに記事タイトルを変えられてしまうので注意が必要
必要以上にキーワードを詰め込んでいたり、30字以上の長い記事タイトルは、Googleのにtitleタグを書き換えられ、タイトルを勝手に変更してされてしまうことがあります。
このブログでは以前「地政学を独習したい人は必読、おすすめの良書15選 」という記事を「地政学を学びたい初心者におすすめ!基本概念が理解できる良書・参考本まとめ」みたいなタイトルにしていたことがあるのですが、Googleにタイトルをはしょられ一時的に該当記事へのアクセスが減ったことがありました。そのときのスクリーンショットが以下の画像です。
タイトル「地政学」だけになってますやん……。検索結果1ページ目に表示されても、これでは記事をクリックしてもらえず大量の検索流入を取りこぼしてしまうことになります。
Googleに記事タイトルを変更されたら、ウェブマスターツールで対応
もしもGoogleによって記事タイトルを変更されたら、ウェブマスターツールで記事のキャッシュを削除し、クローラーの巡回依頼を出すのが一番手っ取り早い方法です。検索結果に記事の説明文(スニペットあるいはディスクリプションと呼ばれるもの)が表示されないときも、同じようにキャッシュ削除→クロール依頼で改善します。
ウェブマスターツールでのキャッシュを削除する手順
- GoogleウェブマスターのSearchconsoleページに行き、Googleインデックスという項目内にある「URLの削除」をクリック
- 「一時的に非常時にする」をクリックし、表示されるボックスにタイトルが変更された記事のURLを入力
- リクエストタイプを「キャッシュからのみページを削除」にして、リクエスト送信
記事タイトルの変更をすぐ検索結果に反映させる「Fetch as Google」
記事のキャッシュを削除したら、次は記事タイトルの変更を短時間で検索結果画面に反映させる「Fetch as Google」を使います。該当記事のみクロールしてもらうようウェブマスターツールを使って依頼を出すやり方がこちら。
- GoogleウェブマスターのSearchconsoleページに行き、クロールという項目内にある「Fetch as Google」をクリック
- 該当記事のURLを入力して「取得」を押せば、クローラーが巡回して変更をブログに反映してくれます。
ウェブマスターツールで対処すると、記事タイトルとディスクリプションが正しく表示されるようになります。
ばっちり!
検索流入を増やすためには、SEOに強くユーザーの関心をひくような魅力的なタイトルをつけると同時に、検索結果表示を定期的に確認してtitleタグの管理も忘れないようにしましょう。