10着のアイテムで作る「シンプルなのにセンスが良い」ベーシックファッションスタイル

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洋服を沢山持っていると、収納場所を確保したり、コーディネートを考える時間が必要になります。そのため、今は「必要最低限のファッションアイテムだけで暮らすこと」を心がける人も少なくありません。実は私もその1人。今回はたった10着という最小限のアイテムで作るワードローブと、おすすめのファッションコーデをご紹介!

「服を10着しか持たない」はあらゆる犠牲と紙一重

日本で「服を10着に減らして暮らしを豊かに!」という風潮が出来上がったのは、ジェニファー・L・スコットの「フランス人は10着しか服を持たない」の影響によるところが大きいでしょう。

ただ、こうした崇高な理念のもと服を10着に減らしても、長続きする人はごくわずかでしょう。生活していれば大なり小なり服は汚れるもの。本当に所持服を10着にしてしまえば、服が汚れたとき着替えがなくて不便な思いをしたり、少ない服を清潔に着るため何度も洗濯機を回す羽目になり、逆に無駄な時間と手間が発生してしまうからです。つまり、服を減らした代償として、大変な労力と電気代がかかってしまうんですね。

毎日の貴重な時間を犠牲にしてまで服を減らす事には、何のメリットもありません。ですから、私が今回のエントリーでご紹介するのは「ワードロープのアイテムを10着にする」のではなく、「10種類のアイテムしか持たない」という方法です。つまり、同じグレーのTシャツを5枚とか、同じデニムを5本持つのはOK。もちろん、同じグレーのTシャツを長袖・半袖で数枚づつ所有するのもOK。要は「同じアイテムを複数所有することで、ワードロープのアイテムを10種類にする」というやり方です。

このような方法でワードロープを整理した方が、時間の節約にもなるし、洗濯の手間を減らすことができます。そして毎日コーディネートを考えずに済むため毎朝の身支度が格段に楽になり、生活までもが豊かになります。世界のトップリーダであるオバマ氏や、Facebookの創始者・ザッカーバーグ氏がこのようなファッションのルーティン化を実践しているのは、有名ですよね。

私が持っている10着の基本アイテムがこちら

10種類のファッションアイテム一覧

私が10着のアイテムを選ぶとき、基準にしたのは以下の3つです。

  1. プライベート・仕事など、様々なTOPに対応できる
  2. 白・黒・グレーなどモノトーンカラーで、合わせる色を選ばない
  3. 衣替えの必要がなく、1年を通して着ることができる

派手な色のアイテムは持たず、モノトーンやグレーを選ぶと様々なTOPに対応できます。というわけで、私が揃えている10着のアイテムをご紹介しますので、よかったら参考にしてみてください。今回はあえてストールや下着類、バッグなどは除外し、アウター、トップス、ボトムスのみにしています。

アウターはベーシックなショートトレンチとジャケット

10着しか持たないファッション1

アウターは、一年中対応できるベーシックなショートトレンチ(ベージュ)と、オーソドックスな形のテーラードジャケット(ネイビー)の2種類。トレンチはまだまだロング丈の方が主流なんですが、春先まで着ることを考えると、ショート丈の方が使い回せます。東北地域でない限り、中に着こめば冬でもそれほど寒くありませんよ。私が持っているのは、ロペピクニックのショートトレンチ。

RPベージュトレンチコート1

黒色のテーラードジャケットを選んでしまうと、ボトムを黒にできずコーディネートの難易度があがります。また、どうしてもフォーマルな印象があるので、ややカジュアルで明るさのあるネイビーを選んでおくのが◎!

トップスは白&グレーのTシャツと、白のYシャツの3種類

トップスは、まずベーシックなグレーシャツ。それから同じくベーシックな白Tシャツ(長袖でも半袖でも可)。そしてやっぱりベーシックな白Yシャツ。

10着しか持たないファッション2

Yシャツはデイリーファッションにも使えますが、主にオフィス用ですね(アイロンがけが面倒なので)。ショートトレンチやテーラードジャケットのインナーにするなら、やはりグレーとホワイトの2種類が鉄板だと思います。

ボトムス

ボトムは、黒のペンシルスカート、インディゴデニム、ブラックデニム、

10着しか持たないファッション3

そして、センタープレスの入ったキレイめ黒パンツ、カーキパンツの計5種類。

10着しか持たないファッション4

ボトムは普段使いできる王道のデニム2本と、仕事用にもなるペンシルスカート、センタープレスパンツを揃えておいた方が良いですね。女子はフォーマルなシーンで割とスカートの着用を求められることが多いので、普段はパンツしか履かない!という人も、ペンシルスカートかタイトスカートを持っておいた方が良いと思います。

それでは、紹介したアイテム10着を使ったコーディネートを、シーン別にご紹介したいと思います。いずれも私が普段よくやっているコーディネートです。

デイリーファッション

デイリーファッションは、1人で出かけるときやちょっとした買い物に着て行く時に着るコーディネート。春夏は半袖、秋冬は長袖のままで着るという違いくらいで、大体以下の4パターンさえ押さえておけば「シンプルなのにおしゃれ」と周囲に嬉しい勘違いをしてもらえるはず。

グレイベース・シンプルスタイル

1 グレイベース・シンプルスタイル

グレーのTシャツにブラックデニムを合わせる王道のコーディネート。小物類はブラウンか黒で揃えています。

モノトーン・シンプルスタイル

2 モノトーン・シンプルスタイル

白Tシャツに黒のセンタープレスパンツ。シンプルな組み合わせなので、バッグはややゴツめのバックパックを合わせています。こういうシンプルなコーディネートは、あえてノーアクセで着た方がおしゃれにみえます。身に付ける装飾品は、時計くらいにしておきましょう。

秋冬・シンプルスタイル

3 秋冬・シンプルスタイル

これは秋冬用。かなりシンプルです。

きれいめシンプルカジュアル

4 きれいめシンプルカジュアル

ネイビージャケットにグレーのTシャツ。そしてボトムはインディゴデニムです。ストールやキャップなどの小物はグレーで統一。バッグと靴は黒でシックにまとめています。

オフィスファッション

ビジネスシーンでの服装で心がけるのは、清潔感と女性らしさです!白のアイテムを使って周囲に清潔感をアピールし、腕時計をつけて手帳を持ち「なんかやり手っぽい」雰囲気を醸し出しておけば、大抵のことは上手くいきます。

コンサバ系クラシック

5 コンサバ系クラシック

グレーのTシャツにペンシルスカートを合わせた、王道コーディネート。小物は黒系で揃えていますが、パンプスはラメ入りやツイード素材など、素材感のあるものにし、単色コーデにありがちな「のっぺり感」を消しています。

出来る女風白シャツルック

6 出来る女風白シャツルック

白シャツにカーキパンツ、小物類はブラウンでまとめるカジュアルスタイルです。小物は白かゴールドで明るめに。カジュアルな中にも、大人っぽさがあるスタイルだと思っています。男性より女性受けの良いコーディネート。

こんな感じで、10種類のアイテムでも様々なコーディネートを作り楽しむことができます。10着のベーシックアイテムを持つときは、プチプラブランドやファストファッションを利用するとファッション費の節約にもなります。衣替えや年末の大掃除にかこつけて、一度クローゼットの中を整理し、思い切って洋服を厳選してみてはいかがでしょう?

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