嫌なことを後回しにする癖がある人に試してほしい「5つのアイデア」

何でも後回しにするクセを治す方法アイキャッチ

人間の大半は普段から「アレやりたくない」「こんなもんは後!」と言い、何でもかんでも後回しにしてダラダラしてしまう業を背負っています。しかし中には、嫌なことを後回しにしているにも関わらず仕事の出来る人もいる。私が思うに、そういう人は自分のクズっぷりをきちんと理解し、飴と鞭の使い方がバツグンに上手いんですよね。

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嫌いなことを後回しにする人の特徴

「嫌いなことを後回しにしがちな人」の特徴を、これまで出会ってきた人(自分含む)の中から思いつく限り書き出してみた。

  • 大きな失敗をした経験がない
  • 根拠もないのに物事を楽観視する性格
  • 子供の頃から責任のある役職(学級委員・生徒会など)についたことがない
  • 親から褒められた経験が少ない
  • 学力が大体平均値で、良い意味でも悪い意味でも普通
  • 何かに興味を持っても広く浅く、のめり込むことが少ない
  • スケジュール管理が苦手、行き当たりばったり
  • 期限を設定しても、自分で変更して一向に守らない

こうした特徴を持つ人は大抵、嫌な事、やりたくない事を後回しにして期限ギリギリまで手をつけない傾向にあります。偉そうに言ってますが、事実私がそうなんです。締切や納期の1~2日前にようやく重い腰をあげて取りかかるものの、時間不足で結局中途半端な物しか作れないため大した評価も得られない。評価が得られないのでモチベーションも上がらない。その結果、またダラけるという悪循環を繰り返す。

少しでも褒められたり周囲から賞賛を浴びればモチベーションも上がるんでしょうが、全く評価が得られないから「後回しにする」という悪癖が治らない。では、そんな人間がこの癖を改善するためには一体何をどうしたら良いんでしょうか。

そのライフハック…どれもハードル高すぎない?

後回しにする癖を改善するライフハックは、無数に存在しています。まず自身の心持ちから改善しようとさえ思わない私は、この後回しの悪癖を治すためこれまで数々のハウツー記事に縋ろうとしてきましたが、どれも「後回しにする癖がある人間にはハードルが高すぎない?」と思うものばかりでした。

こうしたハウツー記事を見るたび、ネット媒体で記事を書いているライターなんて所詮は「デキる人」達の集まりであって、納期ギリギリで記事を書き上げてヒイヒイ言っているような人間(私です)のクズ具合を、本当の意味であまり理解していないのでは?と思う。

これは、ビリギャルが「アーシ、いっつも勉強後回しにしてたんですけどぉ~実はある方法を使うとすごい効果があってぇ~」と言えば妙な説得力があるけど、「後回しにする癖を改善するための一番効果的な方法は……」と大学の教授が言い出しても、それあなたが優秀だからなんじゃないの?と疑惑の目を向けたくなる気持ちに似ている。

完全に真面目系クズの考え方ですが、何でも後回しにする人間は、とにかく悪い意味でポジティブ。失敗したらどうしよう、サボって間に合わなかったらどうしよう……と考えても、結局都合が悪くなると思考停止し、スタコラサッサと現実逃避するわけです。というわけで、以下に私が考える「後回しにする癖を改善できるかもしれないアイデア」を5つ書き出してみました。

1、かつての同級生のTwitter、Facebookを見て、逆恨みする

自分が惨めな境遇に陥っているとき、学生時代の友人がエリート会社員になって羽振りの良い生活をしていたり、幸せオーラを撒き散らした家族写真をSNSにアップしていたら、なんかよく分からないけど無性に腹が立ちませんか。

自分が追い詰められているのは他ならぬ自分自身の責任ですが、腹が立つものは腹が立つ。「昔はあいつよりも頭が良かったはずなのに!」「見返してやる!」「ああもう、悔しい!」という純粋な憎しみは、どんな崇高な理想より人を突き動かす力を持っていると思います。さあ、今すぐにFacebookでかつての同級生のアカウントを探してみよう!

2、スケジュールはあえて大雑把にする

何でも後回しにするのは時間管理が出来ないから、という意見は非常に的を得ていますが、後回しにする癖がある人間は、スケジュールを守ろう守ろうとすると逆にプレッシャーになって余計何もしたくなくなる人も多いはず。スケジュール管理・進捗管理なんてしたくもないですよね。

1日にこなせる仕事量は、その日の気分と集中力と体調によって決まるもの。だから筆が乗ればサクサク書けるし、そんな時は限界まで記事を量産して行ったほうが全体的に効率が良い。スケジュール管理なんて行なってもどうせその通りにいくわけがないんだし、タスクを細かく落としこんでいく作業なんて無駄無駄ァ!

3、後回しにしたいなら他のタスクと同時進行で

後回しにするのは決して悪い事ばかりではありません。捗らない作業に何時間もかけるのはとても効率が悪いし、そんな状態で作ったもののレベルなんてたかが知れているのだから、作業が進まないとか飽きたと思ったら腹を括ってそこでスパッと辞め、後回しにしてしまうのも1つの方法ではないでしょうか。

ただし、後回しにしてやることがなくなったからと言って、TwitterやYouTubeを眺めてニヤニヤするのは完全にアウト。後回しにする癖があると自覚しているなら、さまざまな作業を同時進行して、1つに飽きたら次、飽きたら次、という形を取りながら、複数のタスクを同時にこなしていくのがおすすめです。

私は仕事で美容系の記事を書くことが多いんですが、ライティングに煮詰まったらビジネスハックの記事を書いたり、まとめ記事を作ったり、軍事関連記事を書いたりしてる。どれも報酬の発生するれっきとした「仕事」だけど、「これ面倒だな」と思ったら平気で後回しにして別の作業をやる。その方が結果的に納期を落とさずに済むからです。後回しにしたい!と思ったら、我慢せずに後回しにすれば良い。必死にやりたくもない作業をストレス抱えながらやると、いつか暴発してサボり癖が重症化する。

4、Twitterの「仕事しろbot」を使う

何をしていてもついTwitterを見てしまうというダメ人間は、そのTwitterを逆に利用してみては?原稿をしない人や仕事をしない人を容赦無い言葉で罵るTwitterの「仕事しろ系bot」を使えば、生まれつき図太い神経に少しくらいは危機感というダメージを負うのではないか。

「仕事しろ系bot」はアニメ系や芸能人のbotがほとんどですが、自分の好きなキャラクターを選べば、効果が倍増すると思います。後回しにする癖がある人が注意しなければならないのは、まかり間違っても「モチベーションが上がる名言集」や「松下幸之助の言葉」みたいな意識高い系botをフォローしないこと。だって考えてもみてください。物事を後回しにする癖をなんとかしたいんです!といかにも小物じみた悩みを抱えているような人間が、歴史に名を残すような偉人から学べることなどあるでしょうか。いいや、ないね!

5、後回しにしたくなったら、とりあえず何か食べる

空腹を感じたまま作業をしていると、集中力が散漫になって気もそぞろ、とても作業どころの話ではなくなる。あのイギリスのルポライター、ジョージ・オーウェルも「パリ・ロンドン放浪記」の中で、『ろくに物を食べていないと何にも興味がわかなくなる』と言っているし、空腹の状態で何かをしようとしても大抵ろくなことにならないのです。

満腹になると今度は畳み掛けるように睡魔が襲ってくるので、食事の量は腹八分におさめ、腹持ちの良い白米をしっかりと食べてから、また作業に取りかかる。そうすると、ちょっと前までは空腹感に引っ張られていた意識が、目の前の作業に向くようになる……はず。

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