アイデア

常温で長期保存可能な食品リスト

いきなりですが、私の自宅には冷蔵庫がありません。物が多いと掃除が面倒!という一念で物を捨てまくったら最終的に「冷蔵庫も必要ない」との結論に至り、もう7年以上も、冷蔵庫なし生活を送っています。今回はその7年間で見つけた「常温保存できる食材」をまとめました。

めし丸ひのひかり

まず日本人の主食「白米」。お米は白米、玄米ともに常温保存が可能。米に虫をつけないよう高温多湿の場所を避けて保存するか、短期間で使い切れる2キロサイズを購入するのがオススメ。2キロサイズのお米はビニール製外袋にチャック(ジッパー)がついており、購入後わざわざ米びつに移し替える必要がないので便利です。私は福岡在住なので毎回「めし丸ひのひかり(2キロ)」を購入しています。価格は税込980円くらい。

商品紹介|JA全農ふくれん めし丸くん
https://meshimaru.com/product/

自宅には炊飯器もないため、米を炊くときはいつも鍋(ティファールのソースパン16センチ)を使用。鍋炊飯に慣れておくと、災害時、停電時にも役立ちますよ。鍋で米を炊く手順については、以下記事にまとめていますので、ご参考まで。

所要時間約20分!鍋を使って「ふっくらご飯」を炊く方法(過去記事)

パン

ヤマザキ_チョコスティック1

これまで、菓子パンや惣菜パン、バターロールパン、フランスパンなど様々なパンを常温保存してきました。多少パサつくものの、賞味期限内であればいずれも味・風味に変化はなし。私の経験では、常温保存したとき一番カビが生えにくいのはバターロールパンで、カビが生えやすいのは食パンでした。未開封の状態でも、食パンは3~4日で表面に青カビが生えてきます。イーストの匂いでカビが生えたことに気づかず、そのまま食べて腹壊す人もいるので(※私です)気をつけましょう!

スーパーに売っている袋パンの中で、比較的消費期限が長いのが山崎製パンの「スティックパン」。普通の袋パンが消費期限4日なら、スティックパンは7日くらい。

乾麺・生麺・半生麺

五木庵カレーうどん11

うどん・そば・パスタ・中華麺などの乾麺も、常温保存可能な食品。乾麺は主食になりますが、腹持ちは悪いです。スーパーにいけば、生麺や半生麺を個包装している商品もありますね。こうした商品も常温保存可能。私は生麺1人前にスープがついて1袋100円の「カレーうどん(五木食品)」をよく買います。五木食品の半生麺シリーズは長期常温保存ができるので、特売日にまとめ買いしてストックしておくと本当に重宝します。

これは常温で長期保存可能なパスタ。

ペンネ外装

同じく、常温保存可能なカップ麺。水でも作れるので、お湯が使えない災害時に便利。粉スープの商品を選ぶと、水でもどした冷たい麺でも美味しく食べることができます。

カップ焼きそばごつ盛りソース

サトウの切り餅1kg外装

餅も常温保存可能な食品。サトウの切り餅1キロなら、スーパーに行けば700円くらいで手に入ります。常温保存するなら、カビが生えにくい個包装タイプを選びましょう。

サトウの切り餅_単体

この切り餅を鍋で焼き、そこにレトルトぜんざい(1個100円)をかけると主食を兼ねたスイーツにもなります。私は一時期、狂ったようにこの「切り餅ぜんざい」を食べていました。そしてものすごく太りました。

はごろも_レトルトぜんざい餅入りカップ
サトウの切り餅2個+はごろもフーズのレトルトぜんざい

ホットケーキミックス

日清_ホットケーキミックス極もち

市販のホットケーキミックスも常温保存可能。現在、市販されているホットケーキミックスは150~200グラムの個包装になっているので、未開封状態なら長期保存が可能です。おすすめのホットケーキミックスは、日清の「極もち」。180グラムの小袋が3つ入って298円。小袋1つで、直径10センチのホットケーキが5枚焼けます。

ホットケーキミックスに、同じく常温保存できる卵を入れ、水と混ぜて焼けば立派な主食になります。食べるときは、開封後も常温保存できる蜂蜜やケーキシロップ、食べきりサイズになっているジャムのディスペンパックを使うのがおすすめ。

ホットケーキミックス 極もち| 日清フーズ

粉末マッシュポテト

乾燥したマッシュポテトの粉も、冷蔵庫がない人間にとってはありがたい食品です。粉末なのでもちろん、常温保存可能。お湯か水を加えて混ぜるだけで簡単にマッシュポテトができるのはありがたい。マイナスポイントは、量が多いので一度で使い切れないところ。ホットケーキミックスのように、150グラム×2袋スタイルで売ってくれるとありがたいんですが……。

国内メーカーでは、雪印やカルビーポテトが販売。その他、カルディやデパ地下といった輸入商品店の多くで、外国産粉末マッシュポテトが販売されています。

じゃがりこ

じゃがりこサラダ外装

手軽にマッシュポテトを作りたいなら、じゃがりこを利用するのもアリ。じゃがりこサラダ味(60グラム)に、お湯50mlを加え、少し蒸らしてから混ぜるとじゃがりこ味のマッシュポテト(茶碗1杯分)が作れます。このじゃがりこマッシュポテトを白米の上に乗せ、その上にウスターソースをかけると究極のズボラ飯こと「マッシュポテト丼」のできあがり。個包装のマヨネーズで和え、ポテサラにしてから白米に乗せると至高のズボラ飯「ポテサラ丼」になります。

缶詰

キョクヨー焼き鳥缶タレ

常温保存できる食材の代名詞、缶詰。災害時の備えとして、サバ・やきとり・カレー缶などをストックしている人も多いのではないでしょうか。私も一時期、缶詰を自宅に常備していたんですが、熊本地震のとき缶詰がガタガターン!!と落ちてきて完全にビビり倒し、それ以来、常備するのをやめました。足の上に缶詰が落ちたら普通に指の骨が折れますからね。あと缶詰は、湿気の多い場所に置いとくとすぐ缶が錆びるのが嫌。

ちなみに上記画像はキョクヨーの焼き鳥缶。中身はこうなっています。

キョクヨー焼き鳥缶_中身

レトルト食品

銀座カリー辛口

カレー・シチュー・中華丼・牛丼などのレトルト食品。いずれも長期常温保存できますが、基本的に味が尖っているのですぐ食べ飽きます。一時期、レトルトカレーにハマって99円~600円まで様々なメーカーの様々なレトルトカレーを食べましたが、高級レトルトカレーでも味はそれなり。これを毎日食べるのはさすがにキツイ……。

そんな私が唯一、「これなら毎日でも食べられる」と思ったのはボンカレーゴールド。レトルトカレーの中で最も「お家カレー」に近く、具も多い。そして味がマイルドなので良い意味でレトルトっぽさがありません。あと、ハウス食品のプロクオリティシリーズ(辛口)と、銀座カリー(辛口)もレトルトカレーにしては美味しかった。

ドライソーセージ(カルパス)

北海道カルパス外装表

ドライソーセージは、常温保存できる貴重なタンパク源。そのままでも食べられるし、おかずにもなります。輪切りにし、つゆと卵で閉じると丼の具にもなります。どのスーパーでも取扱があるのはプリマハムの「北海道十勝マイルドドライ」ですかね。販売価格は4個束で398円くらい。使用している鶏肉・豚肉の原産地は日本。

私がよく購入するのは丸大食品の「北海道カルパス」。4本入りで298円。

北海道カルパス中身
画像:丸大食品北海道カルパス

魚肉ソーセージ

ニッスイ_おさかなのソーセージ

魚肉ソーセージも、常温保存可能な高タンパク食品。私がよく購入するのはニッスイの「おさかなのソーセージ(75グラム×4束)」です。価格は180円くらい。外装裏面には「常温で保存してください」と書いてありますね。

ニッスイ_おさかなのソーセージ外装裏

魚肉ソーセージの類似品に「お魚ハンバーグ」がありますが、食器が油でギトギトになるので私はあまり買いません。

伊藤ハムの豚角煮

「要冷蔵」が多い肉加工食品の中で、常温保存可能な伊藤ハムの「豚角煮」。125グラムで400円と高価ですが、肉が食べたいときはつい買ってしまいますね。和風タレの味はやや薄め。角煮自体は、箸でホロホロ……と崩れるほど柔らかい。個人的にはもう少しタレが濃いほうが嬉しい。

伊藤ハムのミートボール

伊藤ハム_温めいらずのミートボール

伊藤ハムが販売している「ママのこだわりミートボール」は、豚角煮と同じく常温保存ができます。湯煎で温めても良いのですが、そのままでも食べられるんですよ。公式サイトによると、使用している豚・鶏・牛の原産地は日本。1袋55グラムが3束で、お値段は200円ほど。テリヤキ味とトマト味があるんですが、どちらも白米よりパンと合う味です。

伊藤ハム_温めいらずのミートボール外装裏

ママのこだわりミートボール|伊藤ハム

プリマハムの「ハンバーグ」

プリマハム_ハンバーグデミ

プリマハムの「ソースで食べるハンバーグ」シリーズも、常温保存可能。味はデミグラス、トマト、和風の三種類。私はデミグラスソースが一番好きです。

プリマハム_ハンバーグデミ外装裏

商品ページ:プリマハム|商品情報|ソースで食べるハンバーグ

生卵

冷蔵庫での保存が推奨されていますが、常温保存でも大丈夫です。卵黄には脳を活性化させるレシチンが豊富に含まれており、老化予防にも効果があるのでバカスカ食べましょう。冷蔵庫を持たない私のタンパク質は主にこの卵で、白米(炭水化物)に半熟目玉焼き(タンパク質)を乗せて醤油(塩分)をかけた「半熟目玉焼き丼」はよく食べます。

砂糖

E値スティックシュガー

砂糖は、使い勝手のよい個包装のスティックシュガーを常備しています。袋の砂糖を買い、容器に移し替えて~といった作業が面倒なので、コスパは悪くてもスティックシュガーの方が良いとの結論に至りました。白湯に加えて飲むと手軽に糖分補給ができます。

砂糖白湯

醤油

醤油は一度開封すると冷蔵庫入れなくてはいけません。そのため、私は1回で使い切れる個包装の商品を使っています。どのスーパーでも取扱があるのは、「キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ ミニパック」ですね。価格は、4ml×10個で180円くらい。

マヨネーズ

キューピーマヨネーズ6g

マヨネーズは開封後、冷蔵庫で保存しないと腐ります。冷蔵庫がない人はキューピーが販売している個包装のマヨネーズを買いましょう。1個6グラムのマヨネーズが20個入って、価格は250円くらい。コスパは最悪ですが仕方ない。キューピーは個包装のタルタルソースも販売していますね。

ケチャップ

カゴメ_トマトケチャップ12g

ケチャップも開封後、冷蔵庫で保存する必要があります。マヨネーズと一緒ですね。スーパーにいけば個包装された「カゴメ トマトケチャップミニ」が売っていますので、冷蔵庫がない人はこちらを買いましょう。12グラム×10本入りで価格は168円くらい。

スパイス類

ハウス食品 国産一味唐辛子

スパイス類は大体、常温保存できますね。私がよく買うのは、ハウス食品の「国産 一味唐がらし」。価格は1個400円。先に紹介した五木食品の生麺シリーズを食べるとき、この一味唐がらしをドバーッとかけます。そして周囲にドン引きされます。

ウスター、とんかつソース

ソース類は、メーカーによって開封後も常温保存できるもの、できないものがあります。ブルドックやおたふくは開封後の常温保存不可。カゴメの各ソースは開封後でも常温保存が可能なので、冷蔵庫がない人はカゴメを買いましょう。ドラッグストアやレガネットキュートにいけば、600ミリリットルのカゴメソースが100円で購入できます。ラベル裏面には「開栓後は常温または冷蔵で保管」と書いてありますね。

カゴメ_とんかつソースラベル裏面

あまり自炊しない人用に、ミニパックもあります。

カゴメソースミニパックとんかつ

十代のころは、炊いた白米の上にじゃがりこで作ったポテサラを乗せ、そこにカゴメのとんかつソースをジョバ~とかけて食べたりもしていました。結構美味しい。

ジャム類

ヴェルデ_イチゴバター風味クリーム表

パンに塗るジャムは、開封後要冷蔵の食品。しかし私は「砂糖を大量に使ってるから大丈夫だろ~」と思い、ソントンのジャム(紙カップ入り100円のやつ)を開封し、1週間くらい常温保存していたことがあります。が、いちご・ブルーベリー・ピーナッツバターなど味は特に変化なかったですね。カビも生えませんでしたし。ただ、これをバターかマーガリンでやったら完全にアウトだろうな……とは思います。

今はキューピーからバター風味クリームとジャムをセットにした「ヴェルデ ディスペンパック」シリーズも販売されているので、リスクより安心を取るならこの商品をオススメします。スーパーだと1個150円くらいですが、ダイソーに行けば100円で購入できます。私はイチゴとはちみつオリゴをよく買います。

ヴェルデ_イチゴバター風味クリーム裏
イチゴ&バター風味クリーム

ヴェルデ_はちみつオリゴバター風味クリーム裏
はちみつオリゴ&バター風味クリーム

ペットボトル飲料

紅茶花伝500mlペット

ペットボトル飲料は、未開封ならば常温保存が可能。ただし、開封したあとの飲みかけを常温のまま放置すると1日弱で腐るため注意が必要。特に、伊右衛門や綾鷹など緑茶ペットボトル飲料は腐るのが早いですね。1日ほどでお茶にとろみがつき、納豆のような悪臭を放ちだすので気をつけましょう。炭酸飲料、コーヒー、ジュースも一度開封したら短時間で飲み干すようにしてください。画像は、私が愛してやまない紅茶花伝。

粉末飲料

メイトー_レモネードC500

常温で長期保存が可能な、粉末飲料。スポドリ系のポカリやアクエリアス、コーヒー、ミルクティー、レモンティーなど種類も豊富です。私の自宅にはメイトーのレモネードC500のストックが大量にあります。粉末を水に溶かすだけでレモネードが作れるので、とても便利。

粉末プロテイン

タンパク質を補給しながら喉の渇きを潤すこともできる……それが粉末プロテイン。プロテインは粉末の状態で販売されているため、常温保存が可能。粉末をシェイカーに入れ、水で溶かしてから飲みます。

けして安くはありませんが、食事が面倒なときはガーッとプロテインを飲んでおしまい、ということも以前はよくしていました。手軽に栄養補給できるので、災害に備え1袋常備しておくと良いのではないでしょうか。大手ディスカウントショップに行けば、定価の1~2割引で売っています。

混ぜご飯の素

デルモンテ_まぜるだけでチキンライス外装

混ぜご飯の素は、レトルトの個包装タイプが多いので常温保存可能です。おかず用意するの面倒くさい!と思ったら、混ぜご飯の素を使ってみてはいかがでしょう。私のオススメは、デルモンテ・チキンライスの素。トマト系のレトルト食品はどうしても酸味が強く味が尖っているんですが、デルモンテはその酸味が強すぎず、ちょうど良い感じ。お家ケチャップライスにかなり近い味です。

デルモンテ中身

レトルトパウチで2個入っています

中身はこんな感じ。具が少ないので、鶏肉・玉ねぎ・人参などを足してもよし。

デルモンテ_まぜるだけでチキンライス中身

白米と素を混ぜると、あっという間にチキンライスの出来上がり。

デルモンテ_まぜるだけでチキンライス中身2

というわけで、冷蔵庫がない生活7年で「これは使える!」と思った食品をリストアップしてみました。近年、日本は度重なる災害に見舞われ、ある日突然、停電や断水になることも珍しくなくなってきました。食品メーカーは今後、電気・水・熱を必要としない食品。封を切ってそのまま食べられる「おかず系レトルト食品」をモリモリ開発すべきではないでしょうか。

個人的に「あったらいいな~」と思うレトルト食品のナンバーワンは、マッシュポテト。それから、すでにご飯と具が混ざっているチキンライスやドライカレー。チャーハン。お腹にたまるコロッケや餃子、ハンバーグなど。

以前、地元の食品メーカーに「惣菜系レトルト食品もっと作りませんか!」リクエストメールを送ったことはあるんですが、今後は大手食品メーカーにも要望を送りたいと思います。

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