ドコモ

ドコモのスマホをWi-Fi接続のみで使うと、月額基本料を1500円にできる(旧料金プラン限定)

ドコモの契約期間が2年を突破したので、今後は完全Wi-Fi運用にしてパケット定額オプションを解約することに決めました。完全Wi-Fi運用だと料金はいくらになるのか、本当にパケ死しないのか、ドコモに問い合わせて聞いてみましたよ。

Wi-Fi接続&旧プランなら基本料金を1500円まで安くできる

私は今、docomoのXperiaZ1を使っているんですが、自宅に無線環境があるためスマホをインターネットにつなぐ時は常にWi-Fi接続で使用しています。しかもスマホを全く持ち歩かないのでLTE接続なんて何ヶ月もしていません。その結果、毎月のモバイルデータ通信料は見事にゼロ!

1ドコモWi-Fi運用

いま加入している料金プランは契約時から変更していないので、まだ旧プランの「タイプXiにねん」と「Xiパケ・ホーダイライト」のままになっています。ほかにも細かいオプションを含めたら、毎月の基本料金は約6,600円。

プラン 価格
基本使用料(タイプXiにねん) 743円
Xiパケ・ホーダイ ライト定額 4,700円
付加機能使用料(spモード/メール等含) 300円
spモード決済(※ニコニコ動画継続) 540円
ケータイ保障サービス利用料 380円
ドコモWi-Fi利用料(spモード) 300円
永年キャンペーン割引料(ドコモWi-Fi) -300円
ユニバーサルサービス料/基本 2円
eビリング割引料 -20円
合計 6,645円(税抜)

ここに通話料がプラスされるので、これまでの請求額は7~8千円がほとんどでした。

2ドコモWi-Fi運用

この中で大きな割合を占めているのはやっぱり「Xiパケ・ホーダイライト」です。ほんと高いですよね!そしてパケホーダイとケータイ保証オプションを解約して料金プランを見直した結果がこちら。

プラン 価格
基本使用料(タイプXiにねん) 743円
付加機能使用料(spモード/メール等含) 300円
spモード決済(※ニコニコ動画継続) 540円
ユニバーサルサービス料/基本 2円
eビリング割引料 -20円
合計 1,565円(税抜)

通話料をプラスしても、2千円は行かない感じですね。ニコニコ動画課金分を除けば1,500円代に収まります。ちなみにXiパケ・ホーダイライトを解約してから初めての月となる2月の請求額は1,900円くらいでした。安っす!

3ドコモWi-Fi運用

 ※追記

2月以降の請求金額はこんな感じです。通話料金によって多少前後しますが、2000円を超えたのは4月の1回のみ。

4ドコモWi-Fi運用

Xiパケ・ホーダイライトを解約する際に注意しておく点は以下の2つです。

  1. Xiパケ・ホーダイライトは旧プランですでに新規契約が終了しているので再度加入しようとしても無理。再びパケットの定額プランに加入したいときは、新プランのカケホーダイ・ライト+データパックM以上のパケットパックのセット加入が必要。
  2. Xiパケ・ホーダイライトを解約すると永年無料だったドコモWi-Fiが有料になるので、必要なら毎月300円払って加入しなおさなければならない。

ドコモの公式ホームページには記載がありませんでしたが(少なくとも私は見つけられなかった)、未だに旧プランの「タイプXiにねん+Xiパケ・ホーダイライト」を使用している場合は、Xiパケ・ホーダイライトだけを単体で取り外すことはできるそうです。

なので、Wi-Fi運用でドコモのスマホを使おうと考えている旧プラン契約者は、記載がないから無理なんじゃ…と早まって新プランに変更せずドコモのサポートセンター(151)に電話して手続きをしてもらいましょう。年中つながりにくいですが、平日の15~17時くらいは比較的待ち時間が短いですよ。

Wi-Fi運用にしてもスマホでパケ死する可能性があるのか?

ただ、ネットなどでよく見かけdocomoショップでも口酸っぱく言われるのが、「パケット定額オプションを外したらモバイル通信料でパケット請求が高額になって大変なことになりますよ」というやつ。

スマホ端末のほとんどは、「モバイル通信の自動接続オン/オフ」という設定を手動で行うことができます。自動接続をオフにしておくとWi-Fiに接続していないときはLTE接続ができずインターネットが全く使えない状態になるので当然モバイル通信量が発生せずパケット使用料はゼロになるはず。そう、なるはずなんです!

モバイル自動通信の切り方

設定→データ使用→モバイル通信→オフ(※Xperiaの場合)

このようにモバイルの自動接続をオフにしておけば端末は常時Wi-Fi接続モードに。念のためアプリの自動更新のチェックも外しておきましょう。

【9月10日追記】注意!
端末を再起動したとき、ごくまれに自動接続のチェックが外れモバイル接続モードになる現象を確認していますので、起動時には必ずツールバーでWi-Fiの接続設定を確認してください。念のため、完全Wi-Fi運用時に行うべきモバイルデータ通信のオン・オフ以外のAndroid端末設定も以下の記事にまとめました。 Androidに「パケ死対策」として必ず行うべき4つの端末設定

勝手にモバイル接続に切り替わってしまうケースとは?

ドコモショップでは、モバイル自動接続・アプリの自動更新をオフにしていても、「何らかのきっかけで自動的にモバイル接続に切り替わることもあるのでパケット定額は必須」と言われるんですよね。許可していないのに自動で接続するとはこれいかに…。

ショップでは若い店員の方があまり具体的に教えてくれず、ドコモのカスタムサポート窓口の151に電話しても全く繋がらなかったので、この件についてメールで問い合わせをしてみました。送ったのは以下のような文面です。

5ドコモWi-Fi運用

現在契約しているドコモ端末(XperiaZ1)が今月更新月を迎えるため、料金プランの変更を検討しております。いまは旧プランの「タイプXiにねん」と「Xiパケ・ホーダイライト」に加入しているのですが、自宅でしかスマホを使わないためほぼWi-Fiのみで接続しており、先月・今月ともにモバイルデータの通信料が0でした。そのため、「Xiパケ・ホーダイライト」は不要と思い解約しても問題ないと考えております。

しかしドコモショップでは端末の設定でモバイルの自動接続やアプリの自動更新のチェックを外していてもモバイル通信に切り替わることがあるので、パケット請求が高額になるリスクがある。そのため「Xiパケ・ホーダイライト」は解約しないほうが良いと強く勧められました。

そこでお聞きしたいのですが、端末の設定で「モバイルの自動接続」のチェックを外しているにも関わらず勝手にモバイル接続に切り替わるケースというのはどのような場合でしょうか?

また、今後完全にWi-Fiだけでスマホを運用する場合、「SPモード」を解約するとドコモのキャリアメールが使用できなくなると思います。もしもキャリアメールが使えなくなった場合、マイドコモのログインIDは一体何を使えば良いのでしょうか。

翌日ドコモからこの質問の回答を頂きました。まず、モバイルの自動接続について。

6ドコモWi-Fi運用ドコモ提供のアプリをdocomo Application ManagerからWi-Fiでアップデートする場合、定期的に3G/LTE接続でのユーザー認証が必要となります。

※ユーザー認証とは、SIMカードの情報をdocomoのサーバに送る操作を指します。

なお、スマートフォンやタブレットは、OSの特性上、上位接続によって自動的にパケット通信を行なう仕組みとなっております。

そのため、お客様自身で直接操作されなくても3G/LTE接続に切り替えた際、バックグラウンドで自動的に通信を行い、大容量データを送受信する場合がございます。

また、3GLTE接続が有効な設定にされている場合、接続が安定しないことによってWi-Fi接続が切断されたときは、自動的にパケット接続に切り替わり、パケット通信料が発生いたします。

恐れ入りますが、3GLTE接続をされる場合、ユーザ認証意外に発生するパケット通信料はお客様のご負担となります。あらかじめご了承ください。

dアカウントのIDを「ドコモのメールアドレス」に設定している場合、iモード/SPモードをを解約すると、当該アカウントは失効いたします。上記の場合、dアカウントを再発行することで、再度利用が可能になります。

この回答を1つずつ見ていきましょう。

モバイル自動接続をオフにしてても「ユーザ認証」でパケットが発生する?

1つめは、「Docomo Application Managerでのユーザー認証」について。

「Docomo Application Manager」でユーザ認証を行うとき、場合によっては必ず一旦Wi-Fiを切断してLTE接続に切り替えければならないことがありますが、日本国内からの接続であればパケット通信料は無料になっているはずです。

詳しくはドコモの公式サイトに「ご注意事項」として書いてありますね。

国内利用時のユーザー認証にはパケット通信料はかかりません。ただし、バックグラウンドで別のアプリの通信によるパケット通信料が発生する可能性があります。操作・設定方法

Wi-Fi接続が切れても勝手にモバイル接続には切り替わらない!

そして2つめは、Wi-Fi接続が不安定だと自動的にLTE接続に切り替わるのでモバイル通信料が発生するということですが、これは100%ないので安心して大丈夫でしょう。仮に何らかの原因でWi-Fi接続が切断された場合でも、端末の設定で「モバイルの自動接続」をオフにしているならばインターネットに接続ができなくなるだけです。

たとえばWi-Fi接続が切れた状態でGoogleChromeを開くと、恐竜の絵とともに「インターネットに接続できません」という表示になりますよね。アレと同じです。

7ドコモWi-Fi運用

これがGoogleChromeの「接続不可」を表す画面。GoogleChromeと違い、FireFoxの場合はブラウザに「正常に接続ができませんでした」というエラーメッセージが表示されます。

私も天候が悪い日たまにWi-Fi接続が不安定になりますが、モバイル通信の自動接続を外してるため勝手にLTE接続に切り替わったことはなく、一時的にインターネット接続とメール受信が不安定になったり、接続不可になるだけでしたね。

【9月10日追記】注意!
前述しましたが、端末を再起動したとき、ごくまれに自動接続のチェックが外れモバイル接続モードになる現象を確認しています。この件は後日改めて記事にしてご紹介します。
【9月12日追記】記事にしました。

 SPモードを解約してもdアカウントは再発行できる

そして3つめは、もしも「Xiパケ・ホーダイライト」と「SPモード」を外したときのMy docomoへのログインIDはどうなるの?という質問に対する回答です。 これは普通に調べれば良かったんですけど、面倒なので一緒に聞いてしまいました。

dアカウントはドコモのキャリアメールアドレスにするのが一般的なので、多くの利用者は「*****@docomo.ne.jp」でログインしていると思います。ただ、SPモードを解約すると、ドコモの回線契約自体は残っているけどインターネット接続が無くなる状態、つまりドコモのメールアドレスも無効になるんです。

ドコモのアドレスが使えないならMy docomoへのログインIDは何にすれば良いの?と思ったんですが、もしSPモードを解約するなら以後はdアカウントのポータルサイトから新しいdアカウントを再発行して使ってください、という事ですね。もし仮にSPモードを解約してキャリアメールアドレスを失っても、新たなdアカウントのIDを発行すれば特に問題ないみたいで安心しました。

とりあえず今後は「Xiパケ・ホーダイライト」を外し、完全にWi-Fiのみでスマホを使っていきたいと思います。キャリアメールで登録しているウェブサービスを解約したらSPモードも解約するかもしれません。普段Gmailメインで使っているのでキャリアメールそんなに要らないし……ここはちょっと様子見ですね。

今はほとんどの賃貸マンションがインターネット対応物件になっていますし、もし対応物件でなくてもポケットWi-Fiのモバイルルータを用意すれば、簡単に無線環境が作れます。毎月Wi-Fiルータの基本料金が別途かかりますが、スマホのLTE接続をしなくて済むのでなら最終的に請求金額を大幅に削減できるはず。

最後に
パケット定額オプションの取り外し、端末の設定などは自己責任で行ってください。当ブログに掲載された内容によって生じた損害・損失については一切の責任を負いかねます。あらかじめご了承ください。
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