私は輪郭が面長で、目や鼻、唇といったパーツは平均的な大きさ。キリッとした男顔なので、すっぴんだと実年齢よりかなり老けてみれられます。今回は、これまで私が試した中で「面長・男顔・老け顔をまとめて誤魔化せるのはこれ！」と感じたメイク方法をご紹介します。
雑誌や有名人のメイクは参考にならない
はじめにも述べましたが、私は典型的な面長顔です。面長はシュッとした輪郭のせいで大人っぽく、もとい老けてみられがち。この見た目がマイナスに働き、周囲の人には「近寄りがたい」「怒っているみたい」という第一印象を与えてしまうようです。
芸能人だと、吉高由里子、水川あさみ、中谷美紀、吹石一恵、橋本愛、森絵梨佳なんかが典型的な面長。ただ、同じ面長でも、顔が男顔か女顔かで雰囲気は全く異なります。上記の例でいえば、森絵梨佳は顔のパーツに丸みがある女顔。それ以外の女優陣は、パーツが直線的な男顔です。男顔面長はパーツが小さいため顔に余白が出来やすく、女顔面長より顔が長くみえる、とも言われます。
私も２０代半ばから顔つきが変わってきました。おそらく面長と男顔の相乗効果だと思うのですが、それまでのメイクがことごとく合わなくなり、メイクするとオカマのような顔つきになってしまうのです。そこで仕方なく、メイクを一から見直すことにしました。
参考にしたメイクがことごとく似合わない
メイクを見直すときに最も重視したのは「老け顔の改善」でした。 多少顔が長く見えようが、男っぽく見られようが構わない。とにかく老け顔が改善されればいい！と開き直ったわけです。参考にするメイクのモデルも、老け顔の芸能人を選びました。
1. 松井珠理奈
まずは老け顔＆男顔代表の松井珠理奈。キリッとした男顔タイプで、やや老け顔の面長です。雑誌のグラビアで若く見えたカットがあったのでメイクを真似してみましたが、あまりアンチエイジング効果はありませんでした。というか、余計メンズ度が上がりました。
男顔＋老け顔の女性は、松井珠理奈のメイクは参考にならないと思います。松井珠理奈メイクをアラサー女性が真似すると、厳つさが強調されて一気にオジサン化するような気がします。
2. 長澤まさみ
老け顔＆女顔の代表は、典型的な「おばさん顔」の長澤まさみ。「メイクによって顔立ちがコロコロ変わる人」のイメージですが顔のパーツが大きい女顔なので、男顔代表・松井珠理奈に比べるとオジサン化は抑えられています。
長澤まさみは、雑誌「ar」のメイクを真似してみたことがあるんですが、パーツの大きさが違うせいか全く再現できませんでした。長澤まさみメイクは顔立ちが整っている、選ばれた老け顔しか参考にしてはダメだということなんでしょうか……。
面長・男顔・老け顔を最も改善できたメイクはこれ
黒髪ショート、顔のパーツは平均的大きさ、男顔の面長。そんな私が「最もアンチエイジング効果があった！」と感じたメイクを、イラストと共にご紹介します。
まず、すっぴんの顔がこれ。
眉はないわ黒目は小さいわで悲惨なことになってますが、自分の顔をわりと忠実に再現しています。そして、メイク後の顔が以下の画像です。
元々、メイクに何十分もかけるような人間ではないので、少ない手間で老け顔を改善するにはどうしたら……と試行錯誤した結果、こういうメイクに行き着きました。盛りすぎるとオカマ化。すっぴん風のナチュラルメイクにすると貧相な老け顔。その中間の「ちょい盛り」がベストバランス。パーツの中で１番重要なのは、やはり「目」」ですね。
アイメイクはケバくならない程度に「ちょい盛り」
■アイライナー
上まぶたのキワに黒のペンシルアイライナーでやや太めのラインを引き、ぼかして目を適度に強調しています。面長＝垂れ目の方が良いと色んなところで見かけますが、ラインを長く引いて垂れ目にすると一気にケバさが増し、オカマっぽくなるので、ラインは目尻までしか引かないようにしています。
■アイシャドウ
まぶた全体にラメの入ったピンクベースのアイシャドウを単色塗りし、下まぶた目尻のキワには、赤いシャドウをプラス。以前は涙袋を作ったりもしていたんですが、今は赤系シャドウを目尻に入れて涙袋の代わりにしています。この方が目も大きく見えていい感じ。
■マスカラ
マスカラは、長さが出るロングタイプを使うとやはりオカマっぽくなります。若く見せたいなら、ボリュームタイプの方がおすすめ。黒髪なので色は「マロンブラウン」をチョイス。黒髪女性が漆黒カラーのマスカラを使うと目元が強調されすぎてしまい、とても気持ち悪いメイクになるので注意。
■アイウェア
アイウェアというかメガネは、他人の視線をそらし、黒目の小ささを誤魔化すのにも役立ちます。メガネの形は、丸みのあるボストンタイプがオススメ。私が所有しているのは、Zoffで購入した田中里奈とのコラボメガネ「Zoff × RINA TANAKA (ZA51015_C-1A)」と、「SUPER LIGHT SLIM（スーパーライト・スリム）」の２種類。
どちらのメガネも真円ではないので、サブカルチックになりすぎず、使いやすい。②はスリムなボストンタイプで好みのデザインだったんですが、パッドがないため頻繁にメガネがずり落ちて最近はあまり出番なし。今では①をメインにし、②はサブメガネとして使う程度です。
■アイブロウ
眉はペンシルで目尻を描きつつ、パウダーでぼかして仕上げます。眉間を広めにして眉尻をやや下げるようにして書くと、面長が緩和されますよ。アイブロウパウダーの色に赤みのあるブラウンを使うと女性らしさが加わり、男顔がちょっとマイルドに。モカブラウンとかマロンブラウンと書いているアイブロウは赤みのあるブラウンなので、店頭で確認して自分の肌に合う色を見つけてみてください。
■チーク
チークは肌なじみの良いコーラルを使って可愛い系よりも上品な感じにした方が、面長＆男顔にはマッチします。
チークを入れる場所は、両頬の頬骨のほんの少し下の部分。あとは、顔のキツさを和らげるため、鼻の真上、額の髪の生え際、顎にも軽くチークを入れています。顎には本来ならシェーディングをするべきだと思うのですが、暗いパウダーを顔にのせると老け顔が強調されるのでチークを入れるようにしました。
■リップ
リップは上唇だけをオーバー気味に描き、下唇は上唇とのバランスを見て少しだけ描き足しています。上唇にボリュームを与えると、顔の余白が少なくなって面長改善に効果的。色はコーラル系にしてチークと同系色でまとめた方が、顔の印象がとっ散らかりません。リップの色が派手だとやっぱり老けて見えるオカマメイクになってしまうので、ヌーディーな色にした方が良いと思います。
結構色々試して最終的に行き着いたカラーがピンクベージュ系。 私にはこの色が合っているようで、リップはいつもピンクベージュです。
では最後にまとめ。今回のメイクで使った色味です。
全体的に暗め、と思うかもしれませんが、これくらい落ちついた色味の方が老け顔にはマッチするみたいです。面長・男顔・老け顔と三拍子そろった女性は、髪をベリーショートにしてしまうとメイクで印象を誤魔化しにくくなるので、髪型もなるべくならミディアムショート～ロングを維持していた方が良いですね。血迷ってベリーショートにしてしまうと、数ヶ月間は苦悶の日々を過ごすことになりますのでお気をつけ下さい。