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よなかのはなし

http://www.hiroseyonaka.com/

すれっからしの私が何度見ても必ず号泣する映画・本・アニメ・音楽まとめました

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私は大人になってからは友人に「このすれっからしが!」と酒の勢いにまかせて罵声を浴びせられるほど滅多に泣かない人間で、感動すると評判の映画や本を見てもピンとこないことが多いんですよねぇ…。今回は、そんな私が思わず感動して号泣した作品をご紹介します。

浅田真央ソチオリンピックFS「ラフマニノフ協奏曲第二番」

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 浅田真央 ソチオリンピック FS - YouTube

 

世界中から賞賛を浴びた、今なお語り継がれる浅田真央選手の「ラストダンス」。

 

3サルコウが成功したときと、最後のループジャンプを降りた時の渾身のガッツポーズで涙腺が崩壊。前奏で泣き、演技中にも絶えず涙がボロボロとこぼれ何度見ても必ず泣く鉄板動画。演技を終えた時に見せた真央ちゃんの涙の美しさは、スポーツの競技経験がある人間の心を強く揺さぶる。勝敗を越えた価値と、苦しみもがきながら高みを目指すアスリートのあるべき姿を世界中に教えてくれた、歴史に残る名演技。

 

号泣度 ★★★★★

 

ロード・オブ・ザ・リング「王の帰還」アラゴルンの演説

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 【字幕版・日本語訳】

 

ゴンドールとローハンの息子たち!わが同胞よ!


諸君の目の中に私をも襲うだろう恐れが見える。

人間の勇気がくじけて、友を見捨てる日が来るかもしれぬ。だが今日ではない。

魔狼の時代が訪れ、盾が砕かれ、人間の時代が終わるかもしれぬ。しかし今日ではない。

 

今日は戦う日だ!かけがえのないすべてのものに懸けて踏みとどまって戦うのだ、西方の強者たち!

 

正直、初めてこのシーンを見た時は「カッコいいな!」くらいにしか思わなかったが、気持ちがかなり落ち込んで弱っていたときに見返すと、突然涙がぶわっと溢れてきた。

 

このシーン、実は原作にはないシーンなのだが、アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンの演技が非常によく、原作ではあまり見せ場がないアラゴルンの「王」としての堂々たる姿に胸を打たれる。無気力なときに見ると、なんとも言えない衝動に突き動かされて夜中にランニングに行きたくなる。

 

号泣度 ★★★★

 

 

NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」

ちりとてちん 完全版 DVD-BOX I 苦あれば落語あり(4枚組)

 

  2007年~2008年にかけて放送されたNHKの連続テレビ小説。個人的に脚本が素晴らしすぎて、これまでの人生の中に見たドラマの中でぶっちぎりの1位と呼べる名作中の名作。物語は、何をやってもダメダメな主人公の喜代美(貫地谷しほり)が、落語家を目指しながら成長していくストーリー。各話には、落語ネタが散りばめられ、必ず見事なオチがつく。

 

このドラマが描くのは、もちろん喜代美の成長でもあるのだが、同じくらい強く家族の絆や関係が大事にされていて、特に最終回は初回からずっとこのドラマを見続けた視聴者のためにあったといってもいい。

 

私が号泣したのは、喜代美の落語家の師匠である草若(渡瀬恒彦)が病に倒れ、病院で喜代美に「古典落語ではなくお前は創作落語をやれ」と諭すシーン。また、「母のようにはなりたくない」と言って大阪に飛び出した喜代美が、最終回で、母である糸子(和久井映見)に「自分もお母ちゃんのようになりたい、今までごめん」と告げるシーンはもう、これ何度見返したことか…。まだ見ていない人は確実に人生を損をしていると断言できるドラマ。見終わった時は、前向きに生きるパワーが湧いてくる。

 

号泣度 ★★★★

 

けいおん!12話「唯のモノローグ」

けいおん! 1期 コンプリート DVD-BOX (全12話+番外編2話, 327分) アニメ [DVD] [Import]

 

 完全に不意打ちを食らって号泣した作品。これは私自身もギターをやっているから、唯に感情移入をしてアニメを見ていたせいもあるが、それを抜きにしても、ギターを取りに自宅へ帰る途中に流れる唯のモノローグは素晴らしい。何かをしたいけど、何がしたいか分からない、したいことが見つけられない人には、この唯の台詞は心にザクっと刺さるに違いない。

 

そういえば、入学式の時もこの道を走った。何かしなきゃって思いながら。何をすればいいんだろうって思いながら。このまま大人になっちゃうのかなって思いながら。ねぇ、私…あの頃の私、心配しなくていいよ。すぐ見つかるから。私にもできることが。夢中になれることが。大切な、大切な、大切な場所が。

 

号泣度 ★★★★

 

ライフ・イズ・ビューティフル

ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]

 

ユダヤ系イタリア人のグイドは、ドーラと恋に落ち、息子のジョズエと共に幸せな暮らしを送っていた。しかし、世界第二次対戦が激化すると、グイド達はナチスの強制収容所に送られてしまう…。息子を守るため、グイドはジョズエに「これはゲーム」だと嘘をつき、過酷な環境の中でも明るく陽気に振る舞うのだった…。

 

泣ける映画ランキングでは常に上位にランキングしていたため、「名作嫌い」な私は食わず嫌いでずっと見るのを拒んでいた。ただ、今年になってhuluに加入し、映画を貪り食うように見ていた時期があって、その時に軽い気持ちで見てみたら見事に号泣。おそらく、100人100人がここで泣くんだろうなという、ラストの成長したジョズエのモノローグでもう嗚咽が出るくらい泣いてしまい、もっと早く見ておけば良かったと後悔しました。

 

号泣度 ★★★★★

 

 

藤沢周平「山桜」

時雨みち (新潮文庫)

 

 短編集「時雨みち」に収録。

海坂藩の下級武士の娘、野江は、一度夫に先立たれたため再婚したが、夫は粗野な男で夫婦生活は上手くいっていない。そんなある日、叔母の墓参りの帰りに通りがかった山道で美しい山桜の枝を手折ろうとしていたとき、以前自分に縁談をもちかけた手塚という武士と出会う。

 

「今はお幸せでござろうな?」と問いかけた手塚が気になりはじめる野江。しかし、同じ頃、藩の財政で私腹を肥やす重臣を斬ったことで、手塚は投獄されてしまう。手塚のことを「愚かな男」となじる夫と離縁を決意し、手塚と初めて出会った山道で再び山桜の枝を手折った野江は、その足で手塚の母の元へと向かうのであった…。

 

本を読んで号泣する、という経験をしたのは、この「山桜」を読んだのがはじめて。野江が手塚の母を尋ねるシーンは、女性なら号泣間違いなし。田中麗奈主演で映画化もされたが、これは絶対に本で読むべき。藤沢作品の中でも一番泣かされた小説。

 

号泣度 ★★★★★

 

重松清「その日のまえに」

その日のまえに

 

 「死と向かい合うこと」をテーマにしたオムニバス短編集だが、余命宣告をされた妻と、その夫の姿を描く「その日のまえに」、「その日」、「その日のあとで」の流れは、感動したなんて言葉では言い表せない感情を抱かせる。特に、子どもと共に妻を看取る「その日」での夫のモノローグは、深い愛と悲しみが読んでいるこちらにまで痛々しいほど伝わってくる。結末がわかっていても、何度も読み返しその度に号泣している。生涯宝物になるであろう、素晴らしい本。

 

号泣度 ★★★★★

 

るろうに剣心OVA「星霜編」

るろうに剣心-明治剣客浪漫譚- 星霜編 ~特別版~ Premium Edition. [DVD]

 

 原作終了後、薫と結ばれ、剣路という子を設けるも、再び「流浪人」として人々を救う人生を選ぶ剣心。しかしその身体は病に蝕まれ、死期が近づいていた…。ある時、嵐の中、船上から転落し記憶喪失になっているところをかつての盟友・左之助に発見される。左之助の尽力あって剣心は東京へ戻り、最後の力を振り絞りながら薫の元へ向かう。

 

るろうに剣心のOVAは、剣心の「人斬り抜刀斎」時代を枝いた追憶編の方が人気は高いが、号泣度でいったら星霜編の方が上。ストーリーは所々納得行かない部分もあるが、ラストシーンの演出はかなり神がかっている。

 

号泣度 ★★★★

 

GLAY「SAY YOUR DREAM」

SAY YOUR DREAM

SAY YOUR DREAM

  • GLAY
  • ロック
  • provided courtesy of iTunes

 

私にとって、GLAYという存在は青春そのものだった。学生の頃、GLAYに憧れてギターを始め、人生が大きく変わったからだ。また、さまざまな壁にぶつかったとき、GLAYを聞いて励まされたことも一度や二度ではない。これまでに一番聞いたアルバムは「HEAVY GAUGE」だが、感動はしても曲を聞いて泣くなんてことはなかった。それなのに、GLAYの「SAY YOUR DREAM」を初めて聞いたときには自分でもわけが分からないくらい号泣してしまった。歌詞のなかにある、

 

今越えてゆくこの目標は夢に似ているけれどでも違う
人を幸せにするその難しさの中でどうか焦らずに少しずつ 少しずつ約束の場所に向かう

 という言葉が、今でもこの曲を聞く度に心を揺さぶってきて毎回涙目になるので、外出先では不用意に聞けない。

 

号泣度 ★★★

 

おまけ

私の人生の中で最も(主に恐怖で)号泣した動画は、ひらけ!ポンキッキで流れていた「ガチョウの物語」。子供の頃、この曲が流れ始めるとテレビに近づくことさえ出来ず、大絶叫して毎回母親にしがみついていた。ガチョウの眉毛が不気味で、いまでも軽くトラウマ。